白手袋
スクールに着いた。
駐車場には車が1台停まってる。もみじマークが付いた車。
「あ、のぞみちゃん。」
…のぞみちゃんのばあちゃんの車か。
車から降りて、スクールに向かう。のぞみちゃんのばあちゃんが日和子さんと話をしていた。
「そうでしたか…。日和子先生、明日はよろしくお願いします。あの、お金…」
「はい。1人2万あれば…」
「分かりました。」
「あ、はなちゃん!おはよう♪」
「おはよう♪のぞみちゃん♪」
「おはようございます。」
…のぞみちゃんのばあちゃんが俺に頭を下げた。
「小野寺さん、あの…」
のぞみちゃんのばあちゃん、70代位か?
「なんですか?」
「あの…小野寺さんは、看護師さんですか?」
「…はい。」
「あの…これを…診てください…。」
のぞみちゃんのばあちゃん…手袋を外した。
…この手袋どこかで?
…部分的にに赤い手のひら…皮膚が荒れてて…これは膿疱…。…あ、これ多分だけど…
「…多分ですが、掌蹠膿疱症かもしれません。」
「しょうせきのうほうしょう?」
…のぞみちゃん、1発で?!…と…関心してる場合じゃなかった(汗)
「あの…かゆみや痛みは無いですか?」
「…かゆみはあります…痛くは無いです…。」
かゆみはある。痛くは無い…か。
「皮膚科に行って診てもらって…」
「あの…」
「?」
「皮膚科って…初めてでも診て…」
え?…初診…?
「おばあちゃん、どこか悪いの?」
…のぞみちゃん…
「大丈夫だよ。のぞみちゃん。」
のぞみちゃん…不安そうだな…。大丈夫かな?




