老若男女
お風呂から上がった…。
月光が洗面所で歯を磨いていた。
「月光、シャンプー変えたの?」
歯磨きを終えて、口をゆすいだ月光。新しいフェイスタオルで口元を拭く…。
楚々として月光の仕草…白夜さんと似てる…。
「あのシャンプーは光庵さんのです。」
「…え?光庵さん?」
「えぇ。」
…えぇって…(汗)
「はな、大丈夫って…何が大丈夫なの?」
「…油を使うと髪が抜けない…切れない?」
「抜けない?切れない?」
「はい。頭を洗うと、髪の毛がちょっとだけ…」
抜け毛に切れ毛?
あ、そう言えば…排水溝を見た時、長い髪が少し溜まってたな。
…はなの髪を見る…。切れ毛になる程、傷んでない。寧ろキレイ。これ多分…
「はな、髪の毛は自然と抜けて、新しい髪の毛が生えてくるんだ」
「新しい髪の毛?」
「うん。換毛と言ってね、髪の毛は1日に数十本くらい抜けて、新しい髪の毛が生えてくるんだ。」
「……」
…納得したかな?
月光が教えてくれた。
「光庵さん、抜け毛が酷いって、話していて、行きつけの理容師さんから、シャンプーを変えてみたらと…。それで使ってるみたいよ?」
抜け毛って…
「…今更、気にする必要あんのかな?」
…と…
「ありますよ。身なりを気にするのは、老若男女関係ありません。」
月光の言い方、本当に…(汗)
…はなが寝た後、俺も風呂に入る。
…あ、シャンプー残り僅か。これ使ったら、補充しないと。…ん?湯船に1本だけ浮いていた、はなの髪の毛…。そっと手に取る。…やっぱり長い…。




