ギブ
「…月光…」 「はい。」
月光と小野寺さんのアパートへ向かう。運転は私…月光が砡を見てる…。
「…1884年4月…太陽と地球…月が並んだ時…はなちゃんが生まれた。」
「それって…月蝕だよね…」 「はい。」
はなちゃんが生まれたのは、1884年、4月。けど…
「月光も…光庵さんも白夜さんも…そこまでは見抜けなかった…。」
砡を見るのを止めた月光…。
「怜さん…あ、誰か来ましたよ?」
~♪~
フラフラと…玄関に行く。ドアの鍵を外して、ドアを開けた
「大丈夫?小野寺さん…」
…日和子…さん…月光…さん…
「小野寺様、おはようございます。大丈夫ですか?」
「…なが…」
「…小野寺さん…」
「あ、日和子さん、月光さん、おはようございます。」
「はなちゃん、おはようございます。」
「はなちゃん、身体大丈夫?」
「…ちょっとふわふわします。でも、大丈夫です。」
「小野寺さん…中に入っても?」
日和子さんが俺に言った。
「…どうぞ…」
…居間
「…ちゃんと片付けてるね。」
「…」
「炬燵へどうぞ…。」
「あ、大丈夫。はなちゃん…」
日和子さんがはなに声をかけた。
「小野寺さんも聞いてくだい。」
はなが日和子さん達を炬燵に入るよう、言った。日和子さんが大丈夫と言った。
月光さんがはなに聞いた…
「はなちゃん、今17歳?」 「はい。」
「…はなちゃん…まもなく望を迎えます…。はなちゃんの月齢を戻した際、私はなちゃんの生まれた日を見ていませんでした。」
「…私が生まれ日?」
「はい。はなちゃんが生まれた日…ある事が起きていました。」
「ある事??」
…3人で話して…
…聞きたいけど…むり。




