表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
211/256

同乗

はなをスクールに送った後、職場へ向かう。…職場の駐車場に…?あれ?救急車?

何気に車の時計を見た。8:09…。

救急車が正面玄関、外来の入り口停まっていた。…何かあったな。それを知ったのは、朝、病棟の看護師が外来の看護師と話していた。

「まだ外来開院前に来たの。で…新先生が診てくれて、…救急車呼んで。ってなったの。」

…外来看護師の話を耳にしながら、ナースステーションに入る。今日も林師長が居ない。師長代理は、大類部…じゃない?あ、甲斐副師長…。

「おはようございます。小野寺さん。」

「あ、おはようございます。」

…挨拶だけして、休憩室へ行く。…江葉君が、居た。

「おはよう。小野寺君」 「おはよう。」

久々に会った。江葉君は、夜勤が多く、中々会う機会が無い。

「さっきの救急車見た?」

「見た。今話してたよ。…」

「大類部長が救急車に同乗したんだよ。」

江葉君の話では、この時、外来看護師の半分がまだ、出勤してなくて、たまたま早めに来ていた外来看護師と新先生が診たんだとか。

「でね、新先生が部長に頼んだんだよ。」

「そうなんだ。だから、甲斐副がね。」

「そうだよ。」

江葉君と話した後、俺はナースステーションに行き、あのケア表が置いてある、デスクに行く。…バインダーを見る。AM1…207-A…CV…。となっていた。…シャワー浴だな。後は…最終が…。最終が感染…。ケア表確認後、点滴の準備を手伝う。

「201-2、ソルデムA。」

「はい。」

「207-1、ビーフリード500、生食シリンジ」

「はい」

「208-3、ヴィーンD。」

「はい。」

点滴チェック…。

ざっと30名分…(汗)

「218、ソルアセト…?あれ無いよ?」

「…あ、そうだ。昨日の準夜で点滴決まったんだ。」

「なら…」

「おはようございます。追加の点滴持ってきました。ソルアセトが1。後、生食シリンジ。」

「あ、ありがとうございます。」

薬剤部の安妻さんが追加の点滴を持ってきてくれた。点滴チェックが終わった頃…

「おはようございます。朝礼を始めます…」

朝礼が始まった。

「今日の入院は1名と退院が1名です。今日の17時から、今年度最後の認知症研修…」

「ユマニチュードか。…小野寺さん、出る?」

「必須研修でしたね。」

「あ、そうだった…。ヤバい…お迎え間に合わないかな?」

「お迎え?」

「こども園…」

最近聞く、こども園。…保育園とか幼稚園とかは、言わないのか?





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ