同乗
はなをスクールに送った後、職場へ向かう。…職場の駐車場に…?あれ?救急車?
何気に車の時計を見た。8:09…。
救急車が正面玄関、外来の入り口停まっていた。…何かあったな。それを知ったのは、朝、病棟の看護師が外来の看護師と話していた。
「まだ外来開院前に来たの。で…新先生が診てくれて、…救急車呼んで。ってなったの。」
…外来看護師の話を耳にしながら、ナースステーションに入る。今日も林師長が居ない。師長代理は、大類部…じゃない?あ、甲斐副師長…。
「おはようございます。小野寺さん。」
「あ、おはようございます。」
…挨拶だけして、休憩室へ行く。…江葉君が、居た。
「おはよう。小野寺君」 「おはよう。」
久々に会った。江葉君は、夜勤が多く、中々会う機会が無い。
「さっきの救急車見た?」
「見た。今話してたよ。…」
「大類部長が救急車に同乗したんだよ。」
江葉君の話では、この時、外来看護師の半分がまだ、出勤してなくて、たまたま早めに来ていた外来看護師と新先生が診たんだとか。
「でね、新先生が部長に頼んだんだよ。」
「そうなんだ。だから、甲斐副がね。」
「そうだよ。」
江葉君と話した後、俺はナースステーションに行き、あのケア表が置いてある、デスクに行く。…バインダーを見る。AM1…207-A…CV…。となっていた。…シャワー浴だな。後は…最終が…。最終が感染…。ケア表確認後、点滴の準備を手伝う。
「201-2、ソルデムA。」
「はい。」
「207-1、ビーフリード500、生食シリンジ」
「はい」
「208-3、ヴィーンD。」
「はい。」
点滴チェック…。
ざっと30名分…(汗)
「218、ソルアセト…?あれ無いよ?」
「…あ、そうだ。昨日の準夜で点滴決まったんだ。」
「なら…」
「おはようございます。追加の点滴持ってきました。ソルアセトが1。後、生食シリンジ。」
「あ、ありがとうございます。」
薬剤部の安妻さんが追加の点滴を持ってきてくれた。点滴チェックが終わった頃…
「おはようございます。朝礼を始めます…」
朝礼が始まった。
「今日の入院は1名と退院が1名です。今日の17時から、今年度最後の認知症研修…」
「ユマニチュードか。…小野寺さん、出る?」
「必須研修でしたね。」
「あ、そうだった…。ヤバい…お迎え間に合わないかな?」
「お迎え?」
「こども園…」
最近聞く、こども園。…保育園とか幼稚園とかは、言わないのか?




