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鏡さえ?

はなは、鏡に映った自分の姿に目をぱちくり…。…明治時代、鏡は既にあったが、はなは、その鏡さえも、見た事がないのか…?自分の姿を見たのもおそらく、初めてに近い。

「はなちゃん、これはね、鏡だよ。」 「かがみ…」

…自分の姿…。ジッと見ているはな…。

「はなちゃんのお家には無かった?」 「…ない…」

…少し…言葉が分かるようになっていた。

「…はなちゃん、俺らの話している言葉、分かる?」 「…?…」

分かる言葉と分からない言葉があるみたいだった…。それでも、はなは、話している言葉を少しづつ、理解してきている…。なら…

「はなちゃん、シャワー出すよ。自分で頭と身体を洗って?」 「…」

シャワーを手に取り、湯を出した。初日は、驚いたはな。だけど、今は、驚いてない。

「はなちゃん、シャワーを足からかけて…」

手渡して見た。すると…足からかけていくはな…。思わず…

「…凄い…2回目で…。」 たった1度の風呂で…覚えていたはな。すると山内。

「はなちゃん、もしかしたら、頭いいのかもな。」山内も驚いていた。

シャワーを浴びたはな。1度止めた俺。はなの手にシャンプーを出してあげた。キチンと洗髪していた。またシャワーを出す。洗い流していた。髪をあげて上げた。顔を洗う…。タオルで拭き取ると…次に身体を洗う。またシャワーを止めた。はな用に買った、ボディタオルに同じシャンプーを付けた。ミノンだから、全身洗える。はなに手渡すと…身体を洗っていた。背中だけ手伝う…。

「キチンと洗えたね。お湯に入ろう。」 「はい。」入浴剤は止めといた…。湯船に浸かるはな。気持ちよさそうにしていた。大の男が2人で見ているにも関わらず…(汗)…。俺は山内に…

「分かるのかな?」 「何が?」

「はな、俺たちが介助している事…。」

「何となくだろうね。」 「…。」

決して、変態?じゃない…。

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