トランプ?!
夜…ご飯を食べて、日和子さんが部屋割りをしてくれたが…かなと君が、はな達と一緒の部屋がいいと、言いだした。だけど、木下さんが
「ダメ!」
「なんで?!」 「なんでも!!」
本気で怒る、木下さん(汗)
かなと君が
「はなちゃん達と一緒に…」
「日和子さん、小野寺さん…。」
木下さんが俺たちに声をかけた。
「驚かせてしまってすみません…。」
「…叶人君。」
俺は叶人君に聞いてみた。
「叶人君、もし良かったら、俺たちの部屋で寝ようか?」
「え?!」 「?」
「…そうだね。男性達とい」
「やだ。」
や…ヤダって…(汗)…。
「…はなちゃん達とお泊まりするんだもん。一緒にトランプして遊びたい…お部屋別々だと出来ない…(泣)」
「え?あ、なんだそっち?!」
木下さんがびっくりして声をあげた!実は、かなと君、以前木下さんから買ってもらった、トランプをしたいらしく、一緒の部屋が良いんだとか。けど…今どきトランプって?今の子達のイメージって、スマホゲームやオンラインゲームじゃないのか?
「…トランプって…今どきの子するんですか?」
日和子さんが木下さんに聞いた。すると…
「今、TVゲームでも出来るんですよ…」
「あ~…なるほど。……叶人君、大丈夫。お部屋で遊べるよ。」
「本当?!」 「うん。」
…TVゲームでトランプ??
「寝る時はこの部屋割りで、いいね。ゲームする時は、みんな私の部屋に来ればいいよ。」
「そ…そうですね。」
…木下さん、安堵していた。小学生とは、いえ、男性と女性を分ける。…間違いがあってからでは
「でも、子供達だけで寝ても大丈夫そうだけど…。」
「ダメですよ。」 「そうですよ。」
「…なんでダメなの?」
今まで黙っていたはなが俺らを見て言った。
「…あ、いやそれは…その…(汗)」
言葉に詰まる俺…(汗)
「…男の子と一緒に寝たらさ、」
「!日和子さん?!」
慌てる木下さん!
「寝相悪くて蹴飛ばされるかもよ?」
「…かなとくん寝相悪いの?」 「?」
「……叶人は、寝相より……歯ぎしり……かな?」
寝相悪いより、歯ぎしりの方が嫌だな…。