かもうどん
夢月美荘に予約を入れた後…部屋割りを決め…
「ママお腹空いた…。」
そういえば、今何時だ?スマホを
「あ、もうこんな時間?」
日和子さんが腕時計を見ていた。
夜6時30分。…?なんか音がした。
「日和子。」
光庵さんが来てくれた。手にはお盆?
「白夜がうどんを作ってくれたよ。」
「あ、ありがとう!光庵さん。」
テーブルに乗せた、お盆。丼から、湯気がたっていて、出汁のいい匂いがした。
「白夜さんのうどん、好き♪」
木下さんがかなと君に、お盆から取った丼を置いてあげた。はなには、日和子さんから、置いてもらった。
「いただきます♪」
日和子さんが丼からうどんを持ち上げて、息を吹きかけ、うどんを啜る。俺たちも食べる事に。…つゆを1口。!…スゲェ美味い!…
「叶人君、はなちゃん…鴨うどん美味しい?」
「うん♪♪」 「美味しいです♪♪」
?!…かもって…あの鴨?!よく沼地になんかにいる…?!
「…あのまさか鴨って、沼地に…」
思わず、日和子さん達に聞いた…。
「違うよ。合鴨だよ。合鴨を飼ってる方がいて、その方から、買ったんだ。」
…合鴨?よく沼地にいる鴨とは違うのか?!
「合鴨…あ、もしかして合鴨農法ですか?」
「そうですね。」
合鴨農法?…質問しようとした時、光庵さんが俺に言った。
「小野寺さん、日和子も夢月美荘に連れて行って下さるんですね。ありがとうございます。」
…あ、いやあの…。俺にお礼を言って、母屋に戻った。この教室?端の方に、ドアがあった。母屋と繋がっているらしい…。
うどんを食べる。…うますぎ…
「ご馳走様♪♪」
日和子さん食べるの早くね?
「さ、部屋割りしなきゃ。」
日和子さんが部屋を割り当てって…ま…まぁいいか。鴨うどんを食べ進めた。はなも
「ご馳走様でした♪」
2人して食べるの早くね?!
「こんなもんかな?」
日和子さんが部屋割りをしてくれた。部屋は全部で3部屋。
「木下さんと叶人君、のぞみちゃんとのぞみちゃんのお母さんが一緒のお部屋です。」
「分かりました。」
「小野寺さんと山内さん、山本さんが一緒。はなちゃんとりこちゃん、私が一緒。」
…と…急にかなと君が…
「僕、はなちゃん達と同じお部屋がいいな…。」
「え?!」 「!?」
木下さん、日和子さんびっくり!俺もビビった!
「ち…ちょっとそれは…ダメ…かな。」
木下さんしどろもどろになりながら、かなと君に言った。けど…
「はなちゃんと一緒がいい!」
…か…かなと君、マジか?!
「りこちゃんとのぞみちゃんも一緒!」
…は?!
「みんな一緒がいい!!」
み…みんな一緒の部屋?!