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はなを起こす。

「はなちゃん、起きて、お着替えしよう。」 「…?…」

寝起きのはな…。…目が覚めるまで、少し待つ。その間に、寝室に行き、はなの新しい服の入った袋を、手にし、居間へ戻り、テーブルに置いた。寝室に戻り、燻煙タイプの殺虫剤を付けた。扉を閉める。もう1度はなに、声をかけ…着替えを手伝う。服を脱がせると、やっぱり、身体にも赤い発疹が…(汗)風呂の時には無かった。段々と…(汗)着替えを済ませて、出かける準備。子供用のコートを着させて、アパートの居間を出た。その間に、居間にも、燻煙タイプの殺虫剤を付けて、病院に向かう…。…行きたくない。気の重いまま…車を運転…。はなは、車の窓から、外を見ている…。車怖くないのかな?病院に着く。駐車場に車を停めた。大きな建物に…?…のはな。

「着いたよ。行こうか…。」マスクを着けた。はなにもマスク…。大人しくマスクをしてくれたから良かった。病院内へと向かう。

確か…、あ、アソコだな。はなと手を繋いで受付に行き、問診票を手にし、感染症待ち合室に向かう。室内に入り、椅子に座ると、はなの問診票を書く。…ふと、あれ…はなって…。ヤバい…生年…と…

「あら、小野寺君?」 ディスポのガウンに身を包んでフェスマスクを装着した、外来師長が来てくれた!師長自ら…わ!?…はながびっくりして、俺にしがみついた!な…あ…(汗) …怯え震えていた。はなの背中を撫でながら 「…はなちゃん、大丈夫。怖くないよ。」声をかけ、師長を見た俺。長岡 師長…。!この人なら…。この長岡 実紀 師長、寡黙で、そして、貝の様に、口が固い。

「お疲れ様です。長岡 師長…。実は…」

事情を説明…。すると…

「…ちょっと、信じられないけど…分かりました。とりあえず、保護したと言う事で…。医師に相談して、診てもらえるか、聞いてみます。待ってて下さい。」

「…はい。よろしくお願いします。」頭を下げた。俺にしがみついている、はなを見てみると…。怯えながらも、ジッと、師長を凝視していた。1度、待ち合室を出た長岡 師長…。

20分後…。師長と…?…誰だ?ディスポガウンにフェイスシールドマスク、ディスポキャップ…(汗)…イテ!…また…はな…(汗)…。まぁ…確かに怖いよな…。

「よ!小野寺君。」 この声…

「…山本…先生?」 「当たり♪どれ…診るよ?」

「…イキナリかい?…」 「事前情報貰ってるからね(笑)」

…「はなちゃん、耳と手、診てもらうよ。」 「?」

はなの耳を診て、手を診て

「他は?」 「足と身体。」 「足、見せて?」

「はい。」

はなの靴を脱がせ、靴下を下ろし見せた。

「身体見せて?」 「はい。はなちゃん、服脱ぐよ?」

「…?…」 コートのボタンを外し、前を開け、服を捲る。赤い発疹をって…(汗)…開けた途端…かいていたはな。

「全身、痒そうだねぇー…。薬処方しとくね。内服薬と外用薬、軟膏な。後、れ…小野寺君の分もね。」

「ありがとう…ございます。あの…」 「ん?」

「この事は」 「あ、大丈夫。守秘義務。俺ら関係無いから(笑)診るだけ、治すだけ専門。じゃ、お大事に♪あ、それと、治るまで、病休ね。病棟の林 師長にも伝えとくし、小野寺君からも連絡して。じゃ♪」

…そう話して、感染症室から、出て行った。

山本 和真 皮膚科 内科医。そして、この病院の院長(汗)…。



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