病院は…
月光さんはゆっくりと食事を取る。食べないと持たない…。けどやっぱり食が進まないのか…箸を置いた。
「ご馳走様でした。」
…白夜さんが月光さんに
「薬湯を作るから飲みなさい。」
「…はい…。」
薬湯…?一体何を…。席を離れた白夜さん。
「…気がだいぶ減ってるな。」
日和子さんが月光さんに言った。
「まだ回復期だし、上弦を超えたら少しは良くなる。しかし…月光の力がここまで影響を与えるとは…。小野寺さん、すみませんでした…。」
光庵さん俺を見て謝った。
「…。」
いや…まあ、それは…(汗)…それより月光さん…話すのも辛そうだな。
「月光、部屋に行こう。薬湯は部屋に届けるから。」
席を立った日和子さんが、月光さんに近寄った。支えられるようにして、立ち上がる月光さん。
「小野寺様、申し訳ございませんでした…。」
月光そっと頭を下げた。
「いえ…大丈夫です。」
「…休みます…」
「月光さん、大丈夫ですか?」
はなが心配そうに月光さんに言った。
「休めば大丈夫だよ。」
日和子さんがはなに言った。
「…病院に行かない?」
はなが心配して月光さんに言った…。だけど…
「病院はいや…です。はなちゃん…私は大丈夫。またね。」
「…はい。」
イヤって…(汗)…。そう言って、日和子さんに支えられて、部屋に戻った月光さん。
「…月光は昔から、病院嫌いでして。…まあ病院に行っても…。あ、そうでした。小野寺さんはなちゃんの書類の件ですが…」
光庵さんは、俺に書類の件を話す。
「小野寺さん。はなちゃんの書類は、記入漏れ無かったので大丈夫です。それからですね、はなちゃんの戸籍の事ですが、町役場の富田さんに相談しました所…」
「富田先輩が来たんですか?」
「はい。時々、いらっしゃいるんですよ。」
なんで富田先輩が…?…と…光庵さんが、廊下の方を見た。
「こんばんは。富田さん……。」
富田先輩が来た。
「こんばんは。光庵さん。怜、来てたのか。」
「富田先輩。こんばんは。」
富田先輩に挨拶をした後、白夜さんが戻ってきた。
「白夜…月光は?」
「薬湯を飲ませたから大丈夫ですよ。富田さんこんばんは。」
「白夜さんこんばんは。怜、俺異動になった。来年度から福祉科だよ。」
「福祉科ですか…。」
光庵さんが白夜さんに声をかけた。すると…
「…。小野寺さん…、はなちゃんの戸籍の事ですが、出生届があれば戸籍取得は可能性です。ですが、はなちゃんの場合、両親が亡くなっていて、はなちゃんの出生届が出されているかは、解らない状態なんですよ。」
「怜、大変だっな。光庵さんから、話は聞いた。信じられないが…。」
…はなは何も言わず、俺たちの話を聞いた。
「そうなると…はなちゃんは…」
と…今まで黙って俺らの話を聞いていたはなが…
「怜くん…お母さんたちに聞いてみる…?」
……お母さん達??て…確か…。…!!アソコに行くのか?!




