このまま火のネタで続けてみようと思います。実は子供の頃からランタンに憧れているので、せっかくだしランタンについて語らせてください。
ランタンが好きです。
デザインが好きです。
アンティークっぽいのが好きです。
火がゆらゆらしてるのが好きです。
子どもが小さいときは危ないのでLEDランタンでした。
あ。倒した。
うわ。テント燃えた。
……そんなの、シャレにならんですからね。(自分が前科あり)
手軽なのはガスランタンなんでしょうけど、僕が欲しいのはオイルランタンです。
めんどくさがりな僕に手入れができるのか、ちょっと不安はあります。
でもいつかは欲しいし使いたい。
ずっと子供の頃から、火を使う照明に憧れがあったんです。
おじいさんのランプってお話、知ってますか?
教育テレビの人形劇で見たんだと思うんですが、ランプに火がついたときの演出がとても美しくて、ずっとずっと欲しいと思っていたんです。
ま、どこ探しても全然見つかんなかったんですけどね。
ここでそのエピソードを使用するにあたり、久しぶりにおじいさんのランプを読み返してみました。
ごんぎつねの作者さんだったんですね。
最後のシーンを読んだら、人形劇で見た映像がよみがえってきました。
最後、ランプをみんな割っちゃうんですよね。あれ、すごく印象的なシーンでした。
子供の頃、あのシーン見るとすごく悲しかったんです。ランプが可哀想って。
子供の時も好きなお話でしたけど、大人になってからもう一度読み返すと、すごく考えさせられます。
今の自分自身に、とてもよく重なるんです。
そのせいなのかな。
どうしてあんなことをしたのかが、今はすんなり受け止められる気がします。
いい作品ですし、青空文庫で読めますのでぜひどうぞ。
僕ね、LED嫌いなんです。
光が強すぎて目が痛くなります。
でも今はどこもかしこもLEDじゃないですか。
僕にとって、こんなに強い光で照らされっぱなしの世界は、すごく住みづらいし生きづらいんですよね。
夜なんだから暗くていいじゃないですか。
たしかにそりゃあ完全な闇は怖いですけど。
夜を夜のまま、夜として楽しむのって、実はすごく贅沢なことなのかもしれませんね。