第五話 幸せな時間
それから時が経ち式島界人は中学3年生の3学期卒業シーズンだ。
前のような暴力によるいじめは無くなったものの、差別など関節的にはいじめられていた。
しかし式島には天ちゃんという彼女がいるので、周りの事はあまり気にしていなかった。
クラスメイトはまさか式島と天ちゃんが付き合っているなんて思わないだろう。
ホームルームが終わり放課後だ。
天「式島君、今日も一緒に帰ろ!」
式島「う、うん!」
帰り道。
天「う~ん!!疲れた~!」
式島「あはは、お疲れ様。」
天「式島君もお疲れ!」
式島「ねえ天ちゃん。」
天「ん?どうしたの?」
式島「天ちゃんってさ、告白とかされたりしないの?」
天「あ~~全然されないかな~」
式島「え!?そうなの!?」
天「そんなに驚く?w」
式島「うん、天ちゃん可愛いしてっきりたくさん告られてるもんかと....。」
天「あはは、もうやめてよ!」
式島「な、なんかここ数年ずっと幸せだ。」
天「うん!私も幸せだよ!」
この幸せな時間がずっと続けばいいなと式島は思っていた。
しかしそんな時間も長くは続かなかった。
翌日
式島はいつも通りに学校に登校するとクラスメイトに話かけられた。
クラスメイト「おい、てめえ。」
式島「は、はい。」
クラスメイト「表出ろや。」
クラスメイトにそう言われ無理やり連れていかれた。
クラスメイト数人が式島の周りを囲む。
式島「うっ!」
クラスメイト「てめえみてえな道に落ちてる廃棄物が調子乗ってんじゃねぇぞ。」
式島は暴力を受けていた。
式島はボロボロだ。
式島「な、なんなんだよ急に....。」
クラスメイト「助けが欲しかったら前みたいに三神に助けを求めな。」
式島「て、天ちゃん....。」
クラスメイト「本当に気に食わねえ、存在価値のねえただの木偶の棒が、うじうじ、うじうじしてんのが頭にくる。」
強烈な一撃が式島に入る。
式島「うがっ!?」
クラスメイトは笑っている。
その後も式島は髪を引っ張られたり、物を壊されたり、殴る、蹴るなどの暴行を30分近くも味わった。
クラスメイト「ふう~スッキリした~お前ら行くぞ。」
クラスメイトは帰っていった。
式島は一歩も歩けなかった。
式島の心に闇の力が集まった。