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異世界で始める白猫少女との二人暮らし ー だったのに、いつの間にか美少女ハーレムの主になって世界を救ってました ー   作者: こみやし
36.白猫少女と原初神

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26-2.心変わり

「マ~ノン~♪」


「何よ、気色悪い声出して」


 ふっふっふ。

そのツンツンはフリだってわかってるもんね~♪

マノンもずっとソワソワしてたの知ってるもんね~♪


 挑発して虐めて欲しいのかな?

クックック!私はそんな手には乗らないわ!

マノンとの関係は私のペースで進めさせてもらうわ!



「それじゃ、行こっか♪」


「遠慮しておくわ」


「え?

 あれ?聞き間違い?

 それともどこの事かわかってない?

 深層だよ?マノンが楽しみにしてた場所だよ?」


「わかってるわよ。もちろん。

 けど、行く気は無いわ。

 例の関係も解消よ。

 悪かったわね。世話になってるのに脅迫なんてして」


「え!?いやそれはこまっ!」


「何?最後まで言い切りなさいよ」


 ぐぬぬ!危ないところだった!

これは私から誘わせる為の作戦ね!?

マノンがまさかこんな手でくるなんて!



『別にそういう感じでも無さそうよ?

 確かに昨日まではソワソワしてたけど、今はどう見ても平常心よ?

 昨晩の内に思い直したんじゃない?』


 そんなバカな!?



『いっしゅうかん』

『じらしすぎ』

『タイミング』

『のがした』


 いやいや!

無いって!絶対無いって!

昨日帰る直前まで、どう見ても楽しみにしてたって!



『だからこそじゃない?

 昨晩まで楽しみにしていたからこそ、それしか考えられなかったのよ。

 その分考える時間はたっぷりあったはずよ。

 ギリギリで思い直していたとしても不思議は無いわ』


 でもわざわざ思い直す理由なんて……。



『そこは本人の言う通りでしょ。

 アルカはマノン達の為に頑張っていたもの。

 わざわざ分体まで派遣してずっと側にいたのよ?

 マノンだって罪悪感を感じていたのかもしれないわ』


 言うほど頑張ってなかったって!

一緒に遊んでただけだって!



『そこは謙遜する必要はないわ。

 なんだかんだ、慣れない多重生活を続けていたのだもの。

 アルカは十分頑張っていたわ』


 ありがと!素直に褒められると普通に嬉しいよ!

けど今はそれどころじゃないんだよ!



『別に良いじゃない。

 マノンがその気じゃないってだけよ。

 欲求不満なら私が相手になるわ』


 違うってば!絶対何かおかしいの!

それはそれとして後でお願いします!



『何よ。私よりマノンの方が良いって言うのね』


 そんな事言ってないよ!

もう!行くわよ!イロハ!


 深層に潜り込み、イロハと(ついでにハルちゃんと)散々イチャイチャした後、再びマノンの下に帰還した。



「残念ね。

 私も楽しみにしてたのに。

 まさかマノンに振られちゃうなんてね。

 わかったわ。残念だけど今は我慢しておく。

 マノンが成人したら、また楽しみましょうね」


「……アルカ、あなた今深層に潜ったわね?

 いきなり落ち着きすぎよ。

 一体何をしてきたのかしら?」


「マノンに振られたのがショック過ぎて泣いてきたのよ」


「うっ……嘘よ。そんな筈ないわ」


 それが本当なんだな~。

イロハの胸の中でだけど。


 あれ?

私、よくよく考えるとめっちゃ最低な事してない?

愛人に振られたからって、お嫁さんに泣きついてたの?

しかも、たっぷりイチャイチャしながら?



『今更気付いたの?』


 ごめんなさい……。そしてありがとう……。



『はいはい。どういたしまして』


 イロハは優しいな~。



「とにかく、これからもよろしくね、マノン。

 マノンが成人するまでは、適切な距離感で仲良くしましょうね♪」


「……成人なんて待つつもりは無いわ。

 言っておくけど、別にフッたわけじゃないのよ。

 自分の行いを反省しただけ。

 これでもあなたの事見直してるのよ?

 というか、正直もう惚れてるの」


 マノン!やっぱり!

私!信じてた!



『よく言うわ』


『イロハすてい』


「だから、正攻法で掴み取る事にしたわ。

 前に言ってたでしょ。

 ルカはお姉さま方に認められたから許されたんだって。

 私もそれに習うことにしたの。

 なら脅迫して愛人になるなんて論外だものね」


 なるほど!それで!

そういう話なら納得だわ!



「だからアルカ。私に協力して。

 お姉さま方との接点を作りたいの。

 それくらいなら良いでしょ?

 本当なら自分の力だけで頑張りたいけど、あなたの協力がないと私はここから出る事すらできないもの。

 ついでに繋ぎを作るくらいなら協力してくれるでしょ?」


「もちろんよ!

 そういう話なら何でもしちゃうわ!

 応援してるからね!マノン!」


「ありがとう。

 けど声が大きいわ」


「何騒いでるの?

 マノ姉、何かするの?」


「ふふふ~張り切ってるのね~アルカ様~」


「何でもないわ、二人とも。

 私は少し、アルカと出てくるわね。

 そのままナディ姉さまのリハビリ続けてて」


「あ、えっと。

 行くのはマノンだけよ。

 私はナディとアニエスの側にいるから」


「え?」


 そこで梯子外すのって顔で驚くマノン。


 そう言えば、分体の事ちゃんと説明してなかったわね。

まあでも、行けばわかるから。


 皆の下へは、ニクス世界の私が案内するわ。

まずはセフィ姉の所で一緒に訓練に参加してみましょう♪

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