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25-7.脱線

 ノアちゃんと話した通り、食後にまた皆に集まってもらい、今日あったことを相談する事にした。


 メンバーは、

ノアちゃん、セレネ、ニクス、レーネ、カノン、お姉ちゃん、グリア、クレアだ。

何でクレアまでいるんだろう。


 アリア、ルカ、リヴィのお子様組は既に寝ている……かは微妙だけど、少なくとも部屋に戻った。

今日は遅くなるので、大部屋ではなく各自の部屋だ。

あの三人は大体集まって寝ているけど。


 ハルちゃんズは私の一部なのでノーカンだ。

常に一緒だもの。

そういえば、ルチアとアウラもだった。

二人は殆ど喋りもしないのでいることを忘れそうになる。

ノアちゃんとセレネとはよく喋っているみたいだけど。

もしかして、私警戒されてる?

寝取られると思ってる?



『そんなことよりあるじ!

 なんでハルちゃんズなのよ!

 ふぃりあすじゃ無かったの!?』


 ごめん。忘れてた。

正直、ハルちゃんズの方がわかりやすいのよ……

ルチアとアウラを含める時はフィリアスで、私の子はハルちゃんズで通しましょう。


『おけ』


『いやよ!』


『二対一でハルちゃんズ採用~』


『サナ!ナノハ!

 ハルちゃんズは嫌なんじゃなかったの!

 というか、最近喋らなすぎじゃない!?』


『だってマスターが呼んでくれないんだもん』


 拗ねてる?ごめんて。



『ごめんねサナ~

 私の中、混雑してるから自分から主張してくれないと話すタイミング無いわよ~』


『…………ナノハはべつにいい。

 ママのなかきもちいいから。ずっとねてる』


『ナノハ!今晩は一緒に寝ましょうね!

 いっぱい抱き締めてあげるから!』


『…………うん。うれしい』


『勿論サナもね。

 寝る前に抱き合っていっぱいお話しましょうね』


『はい!マスター!』


『あるじ?二人ともは無理じゃない?』


『しかたない』

『サナは』

『しばらく』

『アルカとはなしたら』

『ハルがだきしめる』


『オリジン!いえ!母様!』


『ママはラピスのママよ!

 というかラピスは!?』


『ニクス呼ぼうか?』


『なんでよ!?』


『じゅんばん』

『あしたはラピスのばん』


「アルカ様とハルちゃんズの皆さん。

 いい加減に話を始めて下さいませ。

 クレアさんが酔いつぶれてしまいますよ?」


「何でお酒出したの?

 真面目な話しするって言ったじゃん」


「仕方ねえだろ。飲まなきゃやってられねえよ。

 グリアまでそっち側にいっちまうなんてな~

 私も時間の問題なのかぁ?」


「もう完全にでろんでろんじゃない!

 お酒弱いくせに何で飲んでんのよ!」


「何言ってやがる!まだまだ大丈夫だぁよ!」


「というか何でクレアも参加してるの?

 いつもなら首突っ込んだりしないでしょ?」


「ノアから頼まれたからだよ~

 お前たちは常識なさ過ぎるってなぁ」


「真面目な話しの時に飲んでる奴に言われたくないわよ!」


「それはお前、ノアが出したら飲むに決まってんだろーが」


「ノアちゃん!?」


「ごめんなさい……

 ここまで弱いとは思わなかったんです……

 お姉さんが飲みたいって言うから、ついでにクレアさんにも出してしまいました」


「お姉ちゃんの飲んでるのもお酒だったの!?

 顔色一つ変えないじゃない!」


「私強いのよね。

 きっと小春もよ」


 確かに私も酔いつぶれたりしたことないけど。

というか、日常的に飲むほど好きではない。



「ノア、私にも頂戴」


「セレネは後です」


「大丈夫よ。私も強いから」


「ダメです。

 話が終わってからです」


「ケチ」


「アウラ、お仕置き」


「ちょ!やめ!

 なんで私の言う事よりノアの言う事聞くのよ!?」


 いきなり悶え始めるセレネ。

ハルちゃんがたまにやる全身モゾモゾするやつかしら。

あれ、結構辛いのよね。くすぐったい系の。

何でノアちゃんアウラまで支配下に置いてるの?



『ルチアとアウラ』

『つながってる』

『あとは』

『じんぼうのさ』


 へぇ~



『私もやろうかしら。

 あるじに仕返ししたい事多いし』


『ラピスがなにかしたら、お願いねハルちゃん』


『がってん』


『ひどいわ!ママ!』


『アルカ様。いい加減にして下さいませ。

 私は皆さんの会話も聞いていますよ』


『あれ?セキュリティは?』


『じょうけんつききょか』


『まあハルちゃんが良いなら私は良いけど』


『アルカ様』


『ごめんなさい』


「じゃあ、話すわよ」


 私はようやく本題に入った。

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