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18-17.思い出

「戻ったのなら何で連絡くれなかったのですか?」


「ノア。流石にそれはダメよ。

少しは気を使いなさい。

アルカはともかく、結ばれたばかりのレーネの前でそんな態度はないわ」


「・・・そうですね。ごめんなさい」


『いっいえ!

こちらこそ、第一夫人であるノアに失礼な事を致しました!』


「第一は私よ!」


「ぷっふふ。レーネは良くわかってますね。

私が第一であってますよ」


「ノアちゃんもセレネも第一よ。それで良いでしょ。

さあ、お昼の支度をして次の行動に移りましょう。

まだまだやることはいっぱいあるわ」


「アリアは何番?」


「リヴィもいちばんがいい」


「リヴィ!?」


「まさかのライバル出現ね。

大人モードの間にアルカが落とされたらどうしましょう」


「そんなわけないでしょ!?」


『そうだよ!アルカは小さい子が好きなんだよ!』


「リヴィおおきいからだめなの?

じゃあ・・・」


そう言った直後、リヴィの体が再び光に包まれた。



光が晴れると、アリアと同じくらいのリヴィが立っていた。


私は思わずリヴィを抱きしめる。



「出会ったばかりのノアちゃんだ!!!!!!

リヴィすごい!すごいわ!

ちょっとこれ着けてみて!」


私は収納空間から、昔セレネ用に作った猫耳を取り出し、

リヴィの頭に装着する。



「やっぱり!思った通りだわ!

リヴィ!あなた天才よ!!」


私はリヴィの両脇に手を入れて持ち上げ、

その場でクルクル回る。



「アルカ!アルカ!落ち着いて!

私はこっちです!」


「は!?」


ノアちゃんの声で我に返り、

周囲を見ると全員ドン引きしていた。



「ごめんなさい・・・

あまりの嬉しさに我を忘れていました・・・」


「リヴィちがう?」


「ごめんね。

リヴィはノアちゃんの真似をする為に変身したんじゃないものね。

リヴィはノアちゃんの変わりじゃないわ。

今のリヴィもとっても可愛いわ」


「よかったぁ!」


リヴィ可愛い。



「まあ、私は悪い気はしないです。

それだけ私のことも好きでいてくれてるんだとわかりますし」


「私じゃなくてノアだったのは少しショックだわ」


「セレネ!違うの!」


「うん。まあ何となく分かるから。

ノアとの出会いが最初だったのだものね。

その補正も込なんでしょう」


「セレネ!」


「はいはい。わかったから。

今日はレーネといてあげるんでしょ?

私に抱きつく前に、レーネにも弁解しておきなさい」


「うん。けど、絶対にセレネの事も一番なんだからね!」


「わかったってば。もう」



私はセレネを離して、レーネに向き直る。



「いきなりみっともないところを見せてごめんなさい。

昔の事を思い出して我を忘れていました」


『どうかお気になさらないで下さい!

びっくりはしましたけど、

これくらいで嫌いになったりはしませんから!』


「ありがとう。大好きよ。レーネ」


私はレーネも抱きしめてキスをする。



『よろしければ、ノアと出会った頃の事も聞かせて頂けませんか?

そこまでアルカ様の印象に残っているのなら、

是非お話を聞いてみたいです』


「わかった。後でゆっくり聞いてもらうね」


『はい!』



私はもう一度レーネにキスをして、

レーネから離れて、アリアとルカに向き直る。



「アリアとルカもごめんね。

ビックリさせてしまったよね」


「うん!レーネお姉ちゃんとチューしてた!」


そっち!?



「アリアにもして!」


私はアリアを捕まえて頬にキスをする。



「違うの!お口にするの!」


「そっちはまだダメよ。

結婚するまで取っておきましょう」


「え~や~だ~」


「ルカもする!」


「リヴィもする!」


なんか増えた!?


「じゃあ私もしてください!」


「なら私もするわ!」


『もう一回したいです!』


『私が精神引きずり込んであげようか?』


「「余計なことしないで!」」


『はい・・・』


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