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18-14.スタイル

私はアリアとルカとリヴィと共に布団に入る。

両隣にアリアとルカ、私の上にリヴィだ。

流石に寝づらい・・・



レーネと寝るのは色々まずい。

王様にちゃんと話を通さなきゃだし、

レーネは体型だけは私と殆ど変わらない。

ここに混ざるのは難しい。


多分腰回り以外はほぼ同じサイズだろう。

ちくせう・・・



『その体がアルカのものになったんだから良いじゃん』


『ニクスってなんでそんなオヤジみたいな事ばかり言うの?』


『うるさいやい!』



「アルカおやすみのチューして!」


「なんでそんな知識はあるの?」


「絵本で見た」


「なるほど。流石王族」



私はアリアとルカの頬にキスをする。



「リヴィは?」


「もちろん」


リヴィの頬にもキスをする。


アリアは大はしゃぎ。

ルカはまた顔を埋める。

リヴィは照れ笑い。



「ほら、もう寝るよ。

何時までも騒いでないでね」


「「「は~い」」」


『私には?』


『して欲しいなら入れてよ』


『変な事しない?』


『今日は無しよ。

流石に子供達に囲まれてそんな気分にはならないわ』


『じゃあ少しだけ』


そういうと、私を心の中に引きずり込むニクス。


私は直ぐ様ニクスを抱えあげて抱きしめながらキスをする。



「あの子達と違うじゃん」


「ほっぺの方が良かった?」


「ううん。こっちが良い」


何度かキスをすると、

ニクスに追い出されるようにして、

意識が現実に戻ってくる。



『物足りない』


『そんな気分にはならないんじゃなかったの?』


『我慢できるわけないじゃない』


『うそつき』


『ニクスが悪いのよ』


『今日はもうお終い。また明日ね』


『約束よ』


『うん。おやすみ。アルカ』


『おやすみ。ニクス』



そのまま、再び意識が落ちていった。






翌朝、息苦しさを感じて目が覚める。



「ノアちゃん?

何でここにいるの?」


ノアちゃん?セレネ?

違う。どっちでもない。


リヴィ?

けど、大きいよ?

服はどうしたの?


?????



!?!?!?!?!



『ノアちゃん!起きてる!?』


『どうしたんですか?朝っぱらから慌てて』


『すぐに私の部屋に来て!緊急事態よ!!!』


その後すぐに私の部屋の扉が勢いよく開かれる。



「アルカ・・・

リヴィに何をしたんですか?」


「違うの!

起きたらこうなってたの!!」


「朝から何を騒いでるの?」


レーネを連れたセレネも入ってきた。

二人は一緒に寝ていたのだろう。

セレネおっぱい好きだし。



じゃなくて!!



「リヴィ?」


『アルカ様!いきなり浮気ですか!?』


「違うの!私じゃないの!信じて!」


『これは・・・』


「ニクス!なにかわかるの!?」


『リヴィ大きくなったね。

顔はまるでアムルみたい』


「そんな事はわかってるのよ!」


「・・・アルカ?

・・・どうしたの?」


目覚めたリヴィが私の顔を覗き込む。

今にもキス出来そうな距離だ。

少しだけ持ち上がった体の隙間から、

リヴィが何も身につけていない事が判明した。

おっぱい大きいなぁ~

私よりあるよなぁ~


というか、これノアちゃん達にはキスしているようにしか見えなかっただろう。



「アルカ!!!」


「待って!本当に何もしてない!」


「リヴィに手を出すのが難しいからって無理やり成長させるなんて・・・」


「だから私じゃないって!」


『アルカ様、私の体ではご不満ですか・・・

それなりに自信があったのですが、まだ足りていませんでしたか・・・』


「違うってば!!」


「リヴィおおきい?」


『中身は据え置きなんだね』


「リヴィ。ちょっと私の上から降りてくれる?

私も起き上がりたいの」


「うん」


立ち上がったリヴィを見て全員が息を呑む。


体が包めそうな大きな翼や

同じように大きくなった尻尾こそあるが、

見た目は大人になったノアちゃんだ。


身長は私やレーネより更に高く、

胸も私達より大きい。


なんかすっごいスタイルの良い全裸のお姉さんが現れた。

きっと服は急な成長で千切れてしまったのだろう。


『アムルはここまでじゃなかったよ?

背も胸も・・・

というかどちらかというとぺったん・・』


「それはもう良いってば!

それよりどうしてこうなったの!?」


『アルカの力を大量に吸ったからだと思う。

力が抜ければ元に戻ると思うよ。多分』


『「「「良かった~」」」』


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