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異世界で始める白猫少女との二人暮らし ー だったのに、いつの間にか美少女ハーレムの主になって世界を救ってました ー   作者: こみやし
14.白猫少女と深海の姫

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14-20.孫?

私は食後にセレネにもレーネから聞いた話を共有する。



「グリアさんも流石に大昔の沈没船なんて調べようがないって。

いっそ収納魔術で水抜きでもしてみたらどうだって笑ってたわ」


池の水抜いてみた的な?

海でやるの?

人魚どころか漁師さんや貿易船も困っちゃうわよ?


まあ、当然冗談なのだけど。

それだけお手上げなのだろう。

単に真面目に相手する気がないだけかもしれないけど。




ともかく、今日聞いたおとぎ話の内容を元に、

もう一度聞いてみるそうだ。


食事と風呂が終わって、

セレネを教会に送り返した。




ノアちゃんはリヴィに付きっきりだ。


ドラゴン形態の時はもう少し放任していたのに。


まあ、人間の姿でそれも三歳児相当とか、

放り出せ無い気持ちはわかるけども。


あと、ドラゴン形態のリヴィはあっちこっち興味を示して

落ち着き無く移動してしまうので、

付き添いきれなかったのもあるのだろう。


それが今はリヴィもノアちゃんにベッタリだ。

久々にいっぱい構って貰えて嬉しいのか、

それとも人間態では動きづらいだけなのか。



まあ、何にせよその姿は微笑ましい。

早くも孫ができた気分だ。



ノアちゃんの相手は私なのに、

ノアちゃんの娘は孫で良いのかしら?


あれ?

その辺、真剣に考えると、

私って相当業の深い事してる?




よし止めよう。

もう考えるまい。

今更すぎる。




ノアちゃんはリヴィを抱いて横になる。

横に寝せて腹の辺りをポンポンしている。


リヴィは仰向けでも、

背中の翼と尾は邪魔じゃないのかしら。


まあ、気にしていない様だし、

大丈夫なのだろう。



ノアちゃんはリヴィの方を向いているので、

私には背を向けている。


寂しくなって、ノアちゃんの背に指を這わすとちょっと怒られた。


仕方がないので、後ろからノアちゃんに抱きつく。

今度は許してくれたようだ。


リヴィが眠ると、

ノアちゃんはこちらを向いた。



「ノアちゃんって嫉妬深いくせに、

人の事は放置するわよね。

私がノアちゃんみたいに拗ねたらどうするの?」


「アルカも面倒くさい事言いますね」


「それは開き直ってるの?

自分の態度は棚上げなの?」


「はいはい。もう寝ますよ。

今度はアルカちゃんのお腹をポンポンしてあげますから」


「お願いママ。キスもしてね」


「ちょっとどうかと思います」


「ノアちゃんから言い出したのに!」


「静かに。リヴィが起きてしまいます」


「ぐぬぬ・・・」


ノアちゃんは私にキスをして、

お腹に手を添える。


そのまま本気でポンポンしてくれるのかと思いきや、

服の隙間から手を突っ込んで撫で始めた。



「ノアちゃんやりたい放題ね」


「静かに。もう寝ますよ」


「酷い・・・」


ノアちゃんにお腹をもてあそばれながら眠りについた。








----------------------







翌日、リヴィを見たレーネがバグった。



『え!?リヴィちゃんなんですか!

なんですか!可愛いです!可愛すぎます!

どうして!?どうしたんですか!!

これ人化ですか!?宝玉ですか!?

え!?アルカ様の魔法!?

なんで!?凄い!!どうして!?

私もお願いします!その魔法使ってくれませんか!?

お願いします!地上行ってみたいです!!!

その前にリヴィちゃん抱っこしていいですか!

抱っこしたいです!!!』



言うなりリヴィを抱えあげるレーネ。


リヴィも嬉しそうだ。

というか、レーネの巨乳にデレデレしている。


人間態になった事で、

リヴィの表情までわかるようになった。


そうか・・・

あなたそんなだらしない顔で・・・


でもノアちゃん顔であのだらしない表情はちょっと面白い。


セレネとも若干違うのよね。

顔は同じでも気持ちが違うからなのかしら。


つまりリヴィは単純に柔らかくて気持ちいいと

思っているだけなのだろう。



セレネはまあ・・・




ともかく、レーネにも人化魔術をかけてみることにした。


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