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13-19.母娘らしい事

私達は新しく作った別荘に戻ってきた。


早速作ったばかりの露天風呂にお湯を張って皆で温まる。


ノアちゃんも流石に冷えているのか、ゴネずに入ってきた。



「こうして四人で入るのも久しぶりですね」


リヴィも含めれば確かに。

というかノアちゃんが先に寝てしまうからタイミングが合わないだけじゃない。


まあ、セレネが来れる日はわざと譲っているのだろうけど。



「ノアちゃんもお風呂苦手じゃなくなってきたの?」


「こうしてくっつけるので悪くはないです」


私にもたれかかったままそんな事を言う。

襲っちゃうゾ!



ノアちゃんの可愛いお尻に手を伸ばすと、

気配を察したノアちゃんがお腹を抓ってきた。



「今日は子供らしくなのでしょう?」


「そうね」


「じゃあ、私は子供らしくママのお胸に・・・」


「セレネ最近また絶好調ね」


「アルカもノアも優しくしてくれたからね。

それにこんな事を始めてからもう数ヶ月は経っているのよ?

そろそろ次のステップに行っても良いとは思わない?」


「ダメよ。キスはほっぺだけなの」


「アルカが一番その約束破ってるじゃない」


「最近お腹にばかりキスされます。

くすぐったいので止めてほしいです」


「私にもそろそろして良いよ?」


「よし来た!」


「今日はだめです!」


「ところで、何でアルカはお腹が好きなの?

ノアもだけど」


「可愛いから」


「触り心地が良いからです」


「そういうセレネこそ執拗に耳ばかり狙うじゃない。

そろそろ新しい刺激が必要だと思うの」


「アルカがダメって言ってるんじゃない」


「セレネは攻めに回ると容赦ないからなぁ。

というかねちっこい?」


「そのくせアルカからされると直ぐにギブアップしますよね」


「セレネは繊細だからね」


「二人ともいじわる・・・」


「ノアちゃんはひたすら舐めるだけよね。

舌が疲れてしまいそう」


「別にそんな事は無いですが」


「ノアは何で私の事を舐めてくれないの?」


「・・・何ででしょう」


「キスはしてくれるのにね。

そうだわ!アルカとはダメでも、

ノアとなら先に進んでも良いんじゃないかしら!」


「認めません!

二人の始めては全部私のものです!」


「大丈夫よ。そこまではしないわ。

ただもう少しだけ試してみたい事があるの!」


「嫌です。何か怖いです」


「いやでも、二人を見るのもそれはそれで・・・」


「やりませんってば!

というか何時までもこんな話しするのは止めましょう!

最近控えていたのに、

よりによって何で今日そんな話しちゃったんですか!

今日は母娘らしい事をしたいんですよね?」


「最初に言い出したのノアちゃんじゃ無かった?」


「違います!

そういう意味で言ったんじゃありません!

最初に言い出したのはセレネです!」


「私は純粋に娘の権利を主張しただけよ」


「どう考えても不純塗れだったでしょう!」


「カモン!セレネ!」


「うん!ママ!」


私はセレネと抱き合う。


私の胸に顔を埋めてデレデレしているけど、

間違いなくこの子は私の愛娘だ!



やっぱりどう見ても母親に抱きつく

11歳の娘の顔には見えないけど大丈夫?

性癖歪んでない?




最近こっそり不老魔術使ったから

その内追いつかれるけど何時までママでいられるのかしら。


けど流石に二人に使う気にはなれないのよね。

そもそも怪しまれるまでは隠しておくだろうし。

何かこの事は言い辛い。



不老魔術は意外と簡単だった。

多分ルネルを知ってるお陰だとは思うのだけど。

やっぱり私のイメージした魔法を使える能力はインチキだ。


ただ、かかってることしかわからないから、

使ってる魔法の詳細って良くわからないのよね。

流石にこれは特殊すぎて解析できていない。


もしかしたら不老不死の方かもしれないけど、

多分魔法解けば解除されるはずきっとたぶん・・・

そもそもこれ解けるのかしら?

ルネルに見られたら殺されない?




「何時までそうしているんですか!

良い加減離れて下さい!」


セレネは精神状況と使い分けのせいでコロコロキャラが変わるけど、

ノアちゃんは全くブレない。


今も間違いなく嫉妬が一番大きい。


私はセレネを抱きしめる手を緩めて、

片方の手にノアちゃんを引き寄せる。魔法で。



「何でこんな近!ふが」


私の腕の中でノアちゃんが叫ぶ。

私は構わずノアちゃんも抱きしめて口を塞ぐ。


くすぐったいからそこで喋り続けるのは止めてくれないかしら。


ノアちゃんは普通に恥ずかしがっているだけだ。

やっぱりセレネの表情は何か間違ってる。

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