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異世界で始める白猫少女との二人暮らし ー だったのに、いつの間にか美少女ハーレムの主になって世界を救ってました ー   作者: こみやし
【第一部:魔王討伐編】02.白猫少女と聖女

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02-05.旅立ち


「聖女?」



 結局依頼を受けることになった私たちは、続けて依頼の詳細を聞いておくことにした。


 今回の依頼者は教会の人間であり、護衛対象は「聖女」なのだと言う。



 この世界に聖女って居たんだ……。


 勇者とか魔王とかも出てくるのかな?



 嫌だな~。魔王復活とか言って戦乱の時代がきた。なんて事にならないと良いな~。


 フラグじゃないよ?



 話を戻すと、当初は普通の護衛依頼だけだったのだが、ある日突然、聖女が追加で私を指名したいと主張しだしたのだと言う。


 私に聖女の知り合いなんていないよ?


 まあ、聖女なら我儘放題の問題児って事は無いだろう。言葉の響き的に。そこだけは少し安心だ。



 まだ護衛の日までは時間があるが、待ち合わせ場所が遠方のため、すぐにでも出発して欲しいとの事だった。


 うげ!? 結構な長旅じゃん……。


 やっぱり何が何でも断れば良かった。


 受けてしまった以上はどうしようも無いので、諦めて行動するとしよう。


 この世界ではギルド間だけに存在する特殊な通信設備がある。もう既に私が依頼を受領した事は伝わっているだろう。


 このギルド長は私の逃げ場をなくす為にそういう事はすぐやるはずだ。ちくせう。


「じゃあな。しっかり頼んだぞ。間違っても教会と事を起こすような真似だけはするなよ」


 説明を終えたギルド長はそう念を押して去っていった。



 この世界の冒険者ギルド、立場弱すぎん?


 世界最強の武力集団だぜ? もっと強気にでないん?


 まあ、力が強すぎるからこそのしがらみも多いのだろう。



 この町では私とクレアが唯一の最高ランクだが、世界中には同等の奴らがまだ数人は存在している筈だ。


 とはいえ、この町は戦力過多だ。


 私と私に目をつけたクレアがいるせいで、そう大きな街でもないのに二人もいるのだから。



 ともかく、早急に旅支度を済ませて出発しよう。久々の長旅だが、今回はノアちゃんも一緒だ。きっと楽しめるはず。


 幸いダンジョン巡りの時に一通りの装備は整えたので、消耗品の補充だけ済ませれば直ぐにでも旅立てるだろう。


 明日には出発しよう。


 そうノアちゃんと話し合って準備を進める。


 そうして、私達はこの町を旅立った。




----------------------




「いい景色ですよ! アルカ!」


 ノアちゃんのテンションが高い。ノアちゃんにとっては初めての長旅に、年相応な興奮を示してくれた。可愛い。


 既に町からだいぶ離れたあとだが、それでもノアちゃんの興奮は継続している。ノアちゃん可愛い。



「転ばないようにね~」


 ノアちゃんの高い身体能力を考えればそんな心配はいらないのだが、駆け回るノアちゃんを見て、思わず定番の言葉を口にしてしまう。



「大丈夫で~す!」


 ノアちゃん嬉しそう。ノアちゃん可愛い。



 目的地へはまだ暫くかかるだろう。


 もう暫くは二人旅を楽しめそうだ。



 結局、爺さんに頼んでみたカメラはまだ出来ていない。


 今こそシャッターチャンスだったのに! 残念!



 まあ、私の曖昧な説明にもかかわらず、ノリノリで挑戦してくれているから、そのうち完成しそうな気がする。


 いつも無茶言って悪いな爺ちゃん。


 お土産買って帰るから許してね。



「もうすぐ川があるからそこで休憩しようね~!」


 少し離れたところにいるノアちゃんに向かって叫ぶ。



「は~い! わかりました~!」


 これで先についても待っていてくれるだろう。


 最初はノアちゃんと一緒に駆けていたが、もう付いていくのは難しい。子供のテンションって凄い。


 体力は問題ないけど、テンションに付いていけない。



 まあでも。ノアちゃんが年相応に走り回っている姿を見て、この依頼を受けてよかったとすら思う。


 ノアちゃん可愛い♪

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