表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で始める白猫少女との二人暮らし ー だったのに、いつの間にか美少女ハーレムの主になって世界を救ってました ー   作者: こみやし
44.白猫少女とお祭り騒ぎ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1403/1442

44-40.多勢に無勢

 試合が始まった。概ね計画通りだ。たった一つを除いて。



「ちょっと! なんでわざわざ人数減らしてるのよ!」


「わらわも同化を試してみたくてな♪」


「ヒサメは私のよ! 返しなさい!!」


「ならば勝って奪い返してみせよ! わらわが勝てばこのまま頂いてしまうがなぁ!! ふぁっはっはっはっは!!」


「させるわけないでしょ!! ハルちゃん! イロハ! ツクヨミ! ナナミ! やってしまいなさい!!」


「「「「がってん!!」」」」


「待て待て! それはズルだろ!?」


「うるさい! 問答無用!!」




----------------------




「やってるねぇ~」


「私達の相手居なくなっちゃったわね」


「おチョウさんとカティ姉はこのまま私についてきて」


「ノアさんとヤチヨさんはいいの?」


「大丈夫。心配要らないよ」


「わかったわ」


『三人とも油断しないでね! 後はジャンヌとラーラだけとはいえ何を企んでいるかわからないわ!』


「うん。アイリスもサポートよろしく!」


『がってん♪』




----------------------




「やっぱり私の相手はノアだよね♪」


「ええ♪ 今回も負けませんよ♪」


「ふっふ~ん♪ それはどうかな♪」


「どうやら自信があるようですね」


「まあね♪」


「ふふ♪ 今回も楽しめそうです♪」


「そんな余裕は今のうちだけだよ♪」




----------------------




「なるほど。これがマグナの力ですか。本当に何でもありですね」


『よく今の跳弾避けられたわね』


「音は聞こえましたから」


『言うだけの事はあるようね。けど用心して。向こうにもシイナが付いているわ。次は音も消してくるかも』


「心配は要りません。私には当たりませんよ」


『そこはアイリスがいるから大丈夫だって言ってほしかったわ』


「私達初対面ですよね?」


『私的にはそんな感じしないのよね。「ILis」が持つデータは私の記憶そのものだし』


「それは頼りになりそうですね」


『任せなさい♪ と言いたい所だけど、今回私要らないんじゃないかしら?』


「ええ。これでチェックです」


『残念。普通ならそうなのだけど』


「……ハズれた? いえ、今のは違いますね。なるほど。これがチートですか」


『ええ。弾が消滅したわ。当たる直前に。本人は気付いてすらいないわよ』


「これは銃口を押し当てて撃っても有効判定にならなそうですね」


『押し付けた時点で勝ちにしてあげるわ』


「ルールを書き換えるのですか?」


『書き足すのよ♪』


「いえ。やめておきましょう。他にも勝つ方法ならありますから」


『ふふ♪ お手並み拝見ね♪』




----------------------




「来たわね♪ パトラぁ♪」


 うっわ。



「ちょっと。なによその顔は? 折角お膳立てしてあげたのに気に入らないってのかしら?」


「うん。ジャン姉にはがっかりだよ」


「がっかり? これが?」


「全部だよ。なにその格好。似合ってないよ」


「なんでよ。パトラの好きなメイド服じゃない」


「そんなのメイド服じゃないもん! 迷彩柄のメイド服なんて聞いたこと無いよ!?」


「それはパトラが知らなかっただけよ。普通にリストから見つけたやつだもの」


「うっそぉ!?」


「案外アルカの故郷では珍しくもないんじゃない?」


「そんな筈ないでしょ!? コスプレ用でしょ!?」


「まあどっちでもいいじゃない。それより私達も始めましょう。でないと皆の決着がついてしまうわ」


「勝てるつもりなの? 数も質もこっちが有利だよ?」


「わかっているでしょう? 私が無策で待ち構えていたわけじゃないって」


「強がってるだけでしょ? フロル姉の行動は想定外だったんだよね?」


「さてどうかしら?」


「いいよ。試してみよう」


「ふふ♪ そうね♪ それが手っ取り早いわよね♪」


 構えた? この距離で?



「このまま始めるつもり? 隠れなくていいの? 少しくらいなら待っていてあげるよ?」


「お気遣いありがとう。けど油断しすぎよ」


「!?」


『『カティ! おチョウ! アウト!!』』



 え!? なんで!?


『パトラ!』


 アイリスの声に慌ててその場を離れると、先程まで私が立っていた場所を一発の弾丸が通り過ぎていった。



「まさかラーラ姉!? いったいどこから!?」


『違うわ! とにかく逃げなさい! 囲まれているわ!!』


 囲まれてる!? 二人しかいない筈じゃ!?


『NPCよ! ジャンヌは自分のNPCを隠していたの!』


 はぁ!? そんなのあり!?


『無しよ! 本来ならね! けどヒサメがフロルに同化したでしょ! あれで参加人数を調整していたのよ!! しかもアルカが人数増やしちゃったんだもの! 今囲っているのは六人のジャンヌとラーラ一人の計七人よ!』


 ずっっっるっ!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ