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異世界で始める白猫少女との二人暮らし ー だったのに、いつの間にか美少女ハーレムの主になって世界を救ってました ー   作者: こみやし
44.白猫少女とお祭り騒ぎ

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44-30.リベンジ

「あ~~~!! も~!! く~や~し~ぃ~~~!!!」


 ハルカが暴れている。私のベットに倒れ込んで両手両足をバタバタと叩きつけている。



「ハルカも凄かったわよ。私驚いちゃった」


 なにせノアちゃんを白炎猫モードの解除にまで追い込んでしまったのだ。あれは消耗の激しい術だけど、ノアちゃんはしっかり使いこなすところまで鍛え上げていた。実際私は手も足も出ずに負けてしまったのだ。それを限界ギリギリまで追い込んだのだ。最後は以前の影に身を潜めるスタイルに戻ったノアちゃんに不意を突かれて負けてしまったけれど、どちらが勝ってもおかしくはなかった。白光に目を焼かれていなかったら最後の一撃を見逃す事もなかっただろう。


『目に頼らざるを得なくなっている時点で未熟なのです』


 もう。ツクヨミったら。意地悪言わないの。



「行くよ!!」


 ベットから飛び上がったハルカが抱きついてきた。早速修行を始めるようだ。



「ノアちゃん達も一緒でいい?」


「望むところだよ!!」


 やる気満々だ。



「「♪」」


 一晩たっぷりお母さん達と一緒に過ごしたカティとラーラもご機嫌な様子で集まってきた。今度こそ最後まで一緒に居ると息巻いている。果たして今回はどれくらい保つかしら♪



「あれ? マグナがいないわよ?」


「逃げられました」


 抱き寄せ発動!



「はっ!? なんで!?」


「ふっふっふ♪ この術からは誰も逃げられないぜ♪」


『いや、おかしいでしょ。マグナとは距離を保つって話だったじゃない。なんでもう発動条件満たしてるのよ』


「一番チョロいのってアルカだよね。間違いなく」


 今更? それ一番言われてる事だよ?



「ちなみに私には使えるのかしら?」


 うん。ジャンヌにもバッチリよ♪



「私達にも使ってくれたわよね♪」


「えへへ~♪ 愛されてるって事だよね~♪ えへへ~♪」


 カティとラーラも勿論愛してるわ♪



「そんな事より早うせんか。カノンに捕まってしまうではないか」


「なんでフロルがここにいるのよ。というかもう捕まってたじゃない。公衆の面前で説教されてたじゃない」


「あれはわらわじゃないからノーカンだ」


 皇帝陛下は心がお強い。たしかに変装はしていたけども。でももうあれバレたでしょ。皇帝が正座させられてるの皆気付いてたでしょ。なにせ皇帝付きの美人秘書であるカノン(大人モード)も結構な有名人だからね。開会式とかでもずっと一緒に動いてたし。



「まあいいわ。これで最後よ。後でちゃんと謝りなさい」


「無論だとも」


 信じてるわ。



 前回のメンバーにハルカ(inチハル)とフロルも加えて私達は再び「Ilis」に潜り込んだ。



「今回はどんな風に分けましょうか」


「取り敢えずカティとラーラはツクヨミとイロハが見てあげてね」


「「がってん!」」


 よしよし。二人も燃えてるからね♪ ここらでたっぷり育ててあげましょう♪ ラーラに勝ったカティには次の試合もあるからね♪ 流石に次の対戦相手であるアリアには勝てないだろうけど、いい試合が出来る程度には育ってもらいましょう♪



「ノアちゃんとハルカは一緒でもいい?」


「もちろんです!」

「今度こそ勝つよ!」


 おっけおっけ。それで次は……。



「フロルはどうする? ノアちゃん達のところに混ざる?」


「ふむ。それも悪くない」


 この反応は何か他の目論見があるようだ。



「だが今回は。おチョウさん。お相手して頂けるかな?」


「喜んで♪」


 なるほど。そこに目をつけるとは。流石フロル。そもそもフロルの次の相手はノアちゃんだものね。政治的な理由で既に結果が決まっているとはいえ、対戦相手と試合直前に戦うのは少し違うわよね。それはそうとフロルとノアちゃんの試合も何か考えないとだわ。ノアちゃんとハルカの試合は派手過ぎたもの。あからさまに手を抜いていると思わるのもマズいものね。ここにいる間に何か考えておきましょう。



「マグナはシーちゃんとアイリスに預けるわ。あの力の完成度を高めておいて」


「「がってん!」」


「あはは。観念するよ……」


 なんでこの子嫌がるのかしら? 世界が自分の思うがままになる力よ? 普通に身につけておいて損は無いと思うのだけど。単に修行が嫌いなだけ? どうしても嫌なら無理にとは……いえ。必要な事よね。いつメグルを迎えに行くことになるかもわからないんだし。けど始める前に少し話を聞いてみましょう。無理やりやらせても効率悪いものね。



「パトラとジャンヌはまた一緒でいいわよね?」


「異議無し!」


「その前にさっきの続きを話しましょう」


 こっちもか。そう言えばパトラもフィリアスが欲しいとか言ってたわよね。面倒だから纏めて話をしちゃいましょう。



「わかったわ。先にマグナと少し話をするからその後にね」


「「がってん」」


 残った子達は臨機応変に。ナナミもこっちは気にせず好きなことをしていて構わないわ。ナナミをパトラ専属にするつもりは無いから。


『ガッテン!』


 よしよし。一先ずはこんなところね。早速行動を開始しましょう♪

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