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異世界で始める白猫少女との二人暮らし ー だったのに、いつの間にか美少女ハーレムの主になって世界を救ってました ー   作者: こみやし
40.白猫少女と帝国動乱・前編

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40-57.どうすんのこれ

「さて。そろそろ話し合いを再開しましょうか」


 五日も経つ頃にはジゼルとクロエが当然のように私の両腕に収まるようになっていた。


 いや、結構かかったわね。大体クロエのせいだけど。ジゼルもジゼルでだいぶ手こずらせてくれたけど。筋金入りの優柔不断っぷりだった。クロエが躾けたくなる気持ちもわかるってものだ。それにしたってクロエも面倒くさい娘ではあるけれど。



「何でも言えなのです。私はアルカのものなのです」


「うぅ……寝取られたぁ……」


 またジゼルがクロエの術中に嵌まってる。懲りない子ね。どっちも。


 まあでも、クロエもだいぶ変わったみたいだ。以前なら冗談でもジゼル以外を所有者としては認めなかっただろう。私の伴侶でありながらジゼルの所有物も続けるつもりだったのだ。そこが揺らぎかけているのは十分な成果だろう。別に完全に寝取るつもりは無いけど。クロエには変わらずジゼルの事も愛していてもらわないとだし。



「先ずはニクスも呼び戻さなきゃだわ」


 ニクスは勝手にどこかに行ってしまったようだ。仲間外れが堪えたのだろう。アイリスからは出られないようにロックをかけているからまだこの世界にはいる筈だ。


 ニクスのいる空間を私達の部屋と直接繋ぎ合わせてみた。私達が寝そべるベットの正面に他の部屋が現れる。今ニクスが居るのもどうやら寝室のようだ。ベットの上には三人の人影が見える。



「ちょっとニクス。これはどういう事?」


「アルカ!?」


 ニクスに覆いかぶさっていたのはノアちゃんとセレネだ。しかもどうやら中身入りっぽい。私には禁止したくせにこっそり呼び出して楽しんでいたようだ。



「ちがっ! これは!!」


「言い訳は結構よ。と言うか責めるつもりは無いの。流石に虐めすぎてしまったものね。悪かったわね。ニクス。こちらにいらっしゃい」


「あの! いや! それが!」


 なんだろう? なんでパニクってるの?



「随分とお楽しみだったみたいね。アルカ」

「お仕置きが必要なのはアルカの方ですね」


 偽物セレネとノアちゃんが近付いてきた。二人の様子で諸々察したのか、クロエとジゼルはそそくさと離れて行った。



「あら。あなた達。この前とはなんだか違うようね」


「ニクスのお陰よ」

「私達としても不本意だったのです」


 なんだか妙に存在感を感じる。まるで本物の魂を持っているかのようだ。



「そのまさかよ」

「ニクスも増えすぎた力を制御しきれていないようです」


「は?」


「忘れたの? 以前ニクスが暴走した事があったでしょ?」

「同じ事が起こったのです。私達は命を授かりました」


「えっと? それはおめでた的な意味で?」


「ある意味そうかもしれないわね」

「違いますよ。別に私達が産むわけではありません」


「え~っと……そういう事?」


 初めてアイリスをプレイした時のあれ? イオス、当時は混沌ちゃんと呼んでいた存在の乱入でブチギレた時のやつ?


 あの時はアイリスのシステムを超えて力を引き出しちゃったのよね。最近ニクスも急激に力を増した上に、私に虐められて不安定になった事で、偶然似たような事が起きたってわけなのね。つまりニクスの力がこの世界にも及んでしまったと。結果的に命が誕生してしまったと。魂の生成は神にも出来ないって話じゃなかったっけ? どこから湧いてきたの?



「責任を取りなさい」

「ニクスのやらかしはアルカの責任です」


 …………まじで?



「先ずは名前が欲しいわね」

「オリジナルと棲み分けが必要ですから」


 あうち……。



「シーちゃん」


『どうにもなりません。マスター。

 ご安心を。二人の身体は私が用意致します』


 あ、はい。お願いします。


 ……。


 …………。


 ………………えぇ……。



「ヤバいわ。流石にマズイわ。幾らなんでもハイペース過ぎよ。クロエとジゼルの事だって報告もせずに手を出しちゃったのに」


「そうね。これで何人だったかしら?」

「生憎今の私達にはわかりません」


 えっと、どこからカウントするべきかしら? 報告済んでるからトニアは加えなくていい? 一応全員数えとく?


 トニア、リジィ、ラフマ、タマキ、クロエ、ジゼル。ここ数日で新たに家族に加わった、或いはその約束をしたのが六人。マティは帝城勤務で猶予があるのと、ベーダちゃんは現状予定に無いからノーカンと。


 ノアちゃん二号、セレネ二号も加えると八人かぁ……。おかしいわね。たった二、三日出歩いただけでそんな増える事ある?


 しかも、クロエ、ジゼル、ノアちゃん二号、セレネ二号に至っては即伴侶入りだろう。既に手を出しちゃった二人と、私が放っておけるはずもない二人だ。今更覆りようもない。



「流石に二号は嫌よ」

「いい加減現実を受け入れてください」


 そっすね……。



「ノアちゃんは名前何がいい? ティアちゃんでいい?」


「ダメです」

「真面目に考えなさい」


「はい」


 とは言ってもなぁ……。



「セレアとノレナ」


「「没」」


 いけると思ったんだけどなぁ。



「ごめん。待って。一旦落ち着いて考えさせて」


「もちろん構わないわ」

「しっかり考えてください。楽しみに待っています」


 どうしよう。全っ然本題に入れない。話し合う事いっぱいあるのに……。

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