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異世界で始める白猫少女との二人暮らし ー だったのに、いつの間にか美少女ハーレムの主になって世界を救ってました ー   作者: こみやし
40.白猫少女と帝国動乱・前編

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40-15.悪の秘密組織の秘密

「どう? 何か見つけた?」


 暫く私の中を探っていたノアちゃんに問いかけてみた。



「ええ。まあ」


 歯切れが悪い。

なんかわからないと言うより、言いづらそうだ。



「何か変な所でもあったの?」


「……いえ。変というのとは少し違いますね。

 ただ、何と言うか……」


 何と言うか?



「……アルカは本当に人間なのでしょうか」


 まあほら。そこはさ。

詳しく調べちゃうと疑問が湧くのも当然というか。

今更過ぎる疑問だよね。いったい何を見たのだろうか。

まあでも、気にしてもしょうがないからさ。


 つまりあれだよ。「しゃあない」って事で。



「そういう事は口にしちゃダメだよ。ノア」


「あら、ニクス。おかえりなさい。

 どうやら落ち着いたみたいね」


 ルーシィが宥めてくれたのかな?

やるわね。ルーシィ。


「そういう事も言わないで。アルカ」


 照れちゃってまぁ。可愛い♪



「おいで、ニクス」


 私はベットで半身を起こして、ノアちゃんとニクスを両脇に侍らせた。いつも通りのフィット感だ♪ やっぱり寝る時はこうじゃなくちゃね♪



「安静にしててよ」


「さっきノアちゃんにも言われたわ」


「この程度なら許します」


 だそうで。



「マキナ達はどうしてるの?

 皆元気してる?」


「うん。もう心配要らないよ。

 ずっと側にいるから」


 本当にイオスの強化合宿は終わったようだ。

最初から深層で……いや、言うまい。なんか怒られそうだし。


「助かるわ。人手が全然足りないの」


「それは人事が悪いだけじゃない?」


 ぐぅ……。



「規模が大きすぎるんですよ。一つ一つの。

 国取り、ギルド乗っ取り、帝国支配。

 こうして並べてみると悪の秘密組織みたいですね」


「肝心要の対偽神活動があるじゃない」


「それについては他者の理解を得られませんから。少なくともニクス世界で私達がやった事と後世に語られる可能性があるのは先に上げた三つだけのはずです」


「悪の秘密結社には真の目的が!」


 ゲームとかでよくあるやつ!

しかも壊滅後に判明するやつだ!



「つまり何れ私達を倒す勇者は、真の黒幕である偽神とも戦うんだね」


 真のラスボス戦は後から唐突に始まるんだよね。大概話の筋にも脈絡が無くてボロクソに言われちゃうやつ(偏見)。


 私達の場合も似たような事になりそうだ。ニクス世界の支配者になったって、偽神の事は伝わらない、と言うか、伝えないだろうし。余計な不安や恐怖を生むだけだもん。



「なんかそれはそれで良い気がしてきた。

 結局偽神の事も倒してもらえるだろうし」


「世の中そんなに甘くないよ。

 主人公補正なんてものは……いや、なんでもない」


 私の事見て撤回したわね?



「ダメですよ。偽神の件は私達でケリをつけますよ。

 そんな負担を後世の若者に押し付けないでください」


「もちろん。そもそも後継者とか認めないし。

 この世界の守護者は私達だし」


 永遠に君臨してやるのだ! 我々は永遠だ!



「とは言え、事はこの時間軸全ての問題ですから。

 他の世界の者達にも強力を求めるべきでは?」


「もしかして嫁探しに行こうって言ってる?」


「まあ似たようなものです。

 世界間航行に興味があります」


「いっそ別のどこか遠い時間軸まで逃げ出しちゃう?」


「今更何の冗談ですか?」


「いやなんとなく」


「逃げ場なんてありませんよ。

 敵だってどこへでも移動出来るのですから」


「おっかけてくるかなぁ?」


「偶然遭遇する可能性はあるでしょう。

 アルカに主人公補正があるなら尚更です」


「無いってば。そんなの無い無い」


「「……」」


 いやん♪ そんな目で見ないで♪



「思考停止で会話してますね?」


「今はノンビリするんでしょ?」


 ノアちゃんが言ったんじゃん。



「そういう意味ではありませんが……。まあ良いです」


「ノアちゃんおネム?」


「はい。少し。昨晩はよく眠れませんでしたから」


 あらら。心配かけちゃった。



「私も眠いや。ちゃんと横になろう。アルカ」


 そう言って真っ先に布団へと潜り込むニクス。

私が横になると、嬉しそうに私の腕を抱きしめた



「明日は爺さんとこ行こうね」


「「ダメ。休み」」


 明日も? 心配性だなぁ~。

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