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異世界で始める白猫少女との二人暮らし ー だったのに、いつの間にか美少女ハーレムの主になって世界を救ってました ー   作者: こみやし
40.白猫少女と帝国動乱・前編

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40-8.三日目

 三日目の最初は、二十一組目のルネル&エルナだ。



「思ったより早かったわね。

 もっと勿体ぶるかと思ってたわ」


「なんじゃ? 不満でもあるのか?」


「いいえ。むしろ逆よ。

 ルネルが前向きで嬉しいって話よ」


「まあの。趣旨は理解しておる。

 好きにするがいい」


「ほんと、ビックリだわ。

 まさかルネルの方からそんな事まで言い出すなんて」


「おい。余計な話をしとらんでさっさと始めるぞ」


 そんなに待ち切れないの?

私とイチャイチャしたかったの?


 いや、単にアイリスで遊ぶ機会を待っていただけだろう。前回は消化不良だったものね。リベンジしたかったんだよね。ルネル、ゲーム好きだし。



「アルカ!」


「はぁ~い♪ エルナ♪」


「えっとね! あのね! 楽しみだったの!」


 可愛い。照れっ照れだ。モジモジしてる。

なにこれ……。可愛すぎる……。

やっぱり返してもらおうかしら?



「アイリス! やってみたかったの!」


 あ、そっちか。そうだよね。

エルナもゲーム好きだもんね。



「アルカと遊べるのも!」


「エルナぁ~~~~~~!!!」


 可愛い! 可愛い! 可愛い!!



「おい。アルカ」


「ルネル! ルネル! エルナ可愛すぎよ!

 ルネルもそう思うでしょ!」


「きゃっ♪」


「……そうだな。まったく」




----------------------




 次は二十二組目は……どうしてこうなった?


 へーちゃん&レリアだ。

どんな流れでこの二人が組んだのだろう?

まるで意味がわからんぞ?



「アルカ!」


「コハル!」


 あかん。会話が。

なんかまた鳴き声モードに戻ってるし。


 でも取り敢えずこの二人、なんか仲良さそう。

手まで握っちゃってるし。あらあら。


 まあ、二人共イオスに直接生み出されたって共通点もあるからね。へーちゃんは中身だけでレリアは外側だけだけど。でもまあ、姉妹みたいなものだから。通じ合うものがあったのだろう。うんうん。



「じゃあ行こう! 二人とも!」


「アルカ!」


「コハル!」


 もしかしたら、二人の間ではこの鳴き声で意思の疎通が可能なのかもしれない。ちょっと気になる。




----------------------




 二十三組目は、ルーシィ、ラトナだ。



「セーレ取られちゃったのね」


「譲ってあげたんだよ。

 リヴィもセーちゃん大好きだからね♪」


「そう言えば、未来のルビィとリヴィは恋仲だったりはしないの?」


「ネタバレ聞きたいの?」


「え? もしかして私に関わる話?」


「うん。リヴィはおかーさんかノア姉の側にいる事が多いから」


 あ~。なるほど。それでルビィが色恋に興味を持つ頃にはあまり接点が無かったのか。



「この時間軸だとどう変わっていくのかしらね」


「ふっふっふ♪」


「ルーシィ」


「大丈夫だよ♪ ラトナ♪

 私の一番はラトナだよ♪」


「もう……」


 もうそこまで言い切る程なんだ。

ちょっと意外。ルーシィはもっと恋多き娘かと思ってた。


 いや、多いは多いんだろうけども。

一番とか言わず、のらりくらり系かと思ってた。



「おかーさんなんか失礼な事考えてない?」


 みんな鋭いなぁ~。




----------------------




 二十四組目は、カルラ&フェブリだ。

遂に来たわね。チハちゃんズ。



「「アルカ! 合体したい!」」


 うんん??


 ああ。あれか。

ラヴェリルちゃんか。


 つまり私の分体が欲しいのね。

良いでしょう。授けましょう。


 今度携帯化出来ないかシーちゃん達にも相談してみよう。

何時でも変身出来るように。


 あれだ。イヤリング型の端末に封じてもらおう。

二人で付けると何時でも合体戦士になれるように。

もちろん、外せば変身解除出来る機能も忘れずにね♪



 そうだ。アイドルユニット、ラブカ&フェリルにも協力要請をしておかなきゃだ。きっとヴァガル帝国で開催予定のイベントは、最高のお披露目機会にもなるはずだ。ハルPちゃんにも打診しておかなきゃ。まあこの話は後だな。次の会議までに相談しておこう。




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 二十五組目は、シオンとアメリだ。

若干余り物疑惑がある組み合わせね。

この二人、特別に仲良いわけでもないはずだし。


 まあ、二人とも気を遣ってくれたのだろう。

フィリアスには珍しい大人びた子達だからね。

この子達はとっても出来る子達なのだ。



「そうそう。そろそろ二人にも打診しようと思ってたの」


「「なります!」」


 察しが良い。

まだ何も言ってないのに。



「じゃあそういう事で。

 細かい事は追々ね」


「「はい!」」


 息ぴったりだ。

実は私の見てない内に仲良くなっていたのかしら?


 取り敢えずこれで、私の伴侶はまた二人増えた。


 カルラ達には聞くの忘れてたけど、まああの子達は他にもやりたいこといっぱいあるみたいだしね。それにアイドルだからね。手を出すのはまだ少し先になりそうだ。




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 二十六組目は、シャル、セリアだ。


 あれ? リリカとヒサメちゃんは?

一応側近組として後ろに回ったのかな?



「二人とはまだあんまり話した事無かったよね。

 最初はゆっくりお話しましょうか」


「「がってん!」」


 その返事好きねぇ。みんな。

ハルちゃんが使ってたのがキッカケなのはわかるけど。

あれかな? アルカネット配信で見てたのかな?


 さて。

二人と話す事と言えば当然アニエスとナディの事だ。


 折角だし色々聞いてみるとしよう。

二人自身も楽しくやれているのかも知りたいしね。




----------------------




 二十七組目は、フロル、コレットだ。



「コレットちゃん!」


「アルカ様!」


「「ガシぃ!!」」


「何じゃお前ら。いつの間に仲良くなったのだ?」


「「たった今!」」


「なんじゃそら……」


 まあ私達会ったのこれが二回目だし。

前回はコレットちゃんがお姉ちゃんズに夢中だったからね。

どうやら少しは落ち着いたようだ。約束通り抱きしめさせてくれたぜ♪ めっちゃ可愛い♪


 それにフロルにもリベンジしなきゃね♪

今度こそお嫁さんにしてみせるぜ♪




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 二十八組目は、グリア、ソフィアだ。



「おい」


 グリア怒ってる?

またこのパターン?



「指輪は早急にご用意させて頂きます」


「……そうか。まあ無理はせんでもかまわんとも。

 アルカ君が忙しいのはよくよく理解しているのだ」


 正解だったらしい。

なんかすっごい殊勝な事言ってくれた。



「アルカ様。是非私めにも」


「おい」


 あれ?

もしかしてグリア、ソフィアの話し聞いてない?



「えっと。あっと。その。ね」


「なんだ? 言いたい事があるならハッキリ述べたまえ」


「愛してるわ! 二人とも!!」


「誤魔化すなぁ!!」


 ダメだったかぁ……。




----------------------




 二十九組目は、クレア、ツクヨミだ。



「アルカ様! アルカ様! アルカ様!」


 あかん。ツクヨミが壊れてる。



「放置しすぎだ。バカ」


 クレアもなんからしくない。

目も合わせず、イジケた感じなのに、同時に寂しそうな感じで私の服を掴んできた。


 いつの間にそんな仕草を身に着けたのだ……かわゆい。



「はぁー! はぁー! クレアぁ!!」


「おい! バカ! やめろ! なにする気だ!」


「アルカ様ぁ!!!」


「いい加減にしろ! お前ら! この! アルカぁ!!!」


 クレアが可愛すぎるのがいけないんだよ?

あと、ツクヨミが求めすぎなのも。


 それはもう、色々と燃え上がったよね。仕方ないよね。




----------------------




 三日目最後、三十組目は、チハル、ハルカだ。



「もしかしてずっと鍛冶修行してるつもり?」


「う~ん~」


 聞いているのかいないのか。

ハルカは手元に集中してしまっている。



「満足」


 チハルは本当に満足げだ。

妹の世話を焼けるのが楽しくてしかたないらしい。

相変わらずね。この二人は。


 というか、これ私要らなくない?




----------------------




「これで三日目も終わったわね。

 後一日で一巡目が終わるのかしら」


「詰めればなんとかですね。

 後はイロちゃんズと側近組が中心に残っています」


 イオスとマキナは不参加になりそうだ。

なんか改造手術の真っ最中っぽいし。

神としての格を上げる為の。


 マキナ大丈夫かなぁ……。



「まだヒオリとルイザは見てないんだけど?

 まさかあの二人が組むの?」


 接点無いどころか完全な初対面よ?



「何なら、一巡目は個別に対応してみては?」


 まあ、そうするしかないか。

ちょっと日数は増えちゃうだろうけど。


 一巡目は色々と制限も多かったからね。

二巡目はあぶれる娘も出ないだろう。



「いっそアリアも連れて行こうかしら」


「こっそり声をかけておきます」


「ありがとう。ノアちゃん」


 ルイザも今更私と二人きりで怖気づく事も無いだろうけど、アリアがいればもっと楽しんでくれるだろうからね。



「ならツムギもお願いね」


「どうせならサクラに声をかけては?」


 まあ、あの二人も同期組として仲良くしていたけども。



「ヒオリとサクラのコンビはまた次回で。

 けど、サクラにも声をかけておいて。

 残りのイロちゃんズは奇数だから。

 チハヤとサクラで組ませましょう。

 ついでに色々と話をしておきたいの」


「わかりました。

 ならアリア、ツムギ、サクラの三人を呼んでおきます」


「ありがとう。お願いね」


 さて。これで明日の準備もバッチリだ。

これを乗り越えれば少しは落ち着くはずだ。頑張ろう。

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