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異世界で始める白猫少女との二人暮らし ー だったのに、いつの間にか美少女ハーレムの主になって世界を救ってました ー   作者: こみやし
40.白猫少女と帝国動乱・前編

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40-7.二日目

 二日目のトップバッター、十一組目はミヤコとコマチだ。


 ハルちゃんがこのタイミングでこなかったと言う事は、側近組は気を遣って後ろに回ってくれてるっぽい。良い子たちだ。後でいっぱい褒めてあげよう。



「遂にこの時が来たわね! ミヤコ!」


「はい! アルカ様!」


「僕の事も忘れないでよ?」


「もちろんよ! コマチ!

 今回こそはコマチを落としてミヤコを頂くわ!」


「正直すぎない?

 もう少し気を遣ってくれてもよくない?」


「安心して! コマチの事も大好きよ!

 それを全力で伝えてみせるわ!」


「そう?

 なら頑張ってね。アルカ様」


 中々タイミングがなくて時間が取れなかったけど、これでようやくミヤコ引き抜きの話しが進められそうだ。側近の枠の問題もあるけど、何かしら口実を作って側に置いてしまおう。ククク♪




----------------------




 十二組目は、ノルンとミーシャだ。


 女神組だね♪ 案の定だね♪

ミーシャはノルン以外に組んでくれる人いないもんね♪



「なんか酷い事考えてません?」


「ミーシャ! 会いたかったわ!」


「!? かつて無い熱烈歓迎!?」


「少し妬けちゃうわ」


「勿論ノルンも! さあ! 早速行きましょう!」


「ふふ♪ ご機嫌ね♪ こはる♪」


「二人に会えて嬉しいからね♪」


「絶対違う理由ですよ。

 どうせミヤコ達の勧誘が上手くいっただけですよ」


 よくわかったね。さすがミーシャ。

頭の回転だけは優秀だ。



「また失礼な事考えてません?」


「さあ行こう! すぐ行こう!」


「もう。勢いで誤魔化そうったってそうはいきませんよ」


 とか言いつつ、いつも通りのチョロさを発揮するのがミーシャという存在なのだ。ちゃんちゃん♪




----------------------




 十三組目はアリスとヘスティだ。



「なんだか久しぶりね。二人とも」


「放置しすぎだよ!

 と言うか何でそんなテンション低いの!?」


「いや違うのよ。フラットを心がけているだけというかね」


 ちょっと前の組で羽目を外しすぎちゃってね。

ミーシャって誘い受け上手だから。ノルンもリードしてくれるし。それはもう燥ぎすぎちゃうよね。だからちょっと我に返ったというか。少し反省中なのだよ。言わないけど。



「なんじゃか二日酔いみたいな顔をしておるのう。お主」


「まあ似たようなものかも。

 それよりヘスティ、最近の調子は如何?

 例の研究は上手くいってる?」


「いいや。これっぽっちも進んではおらんよ」


 そうなの?

その割にはなんか落ち込んでる様子もないけど。



「アリスと仲良くしてくれてありがとう。

 今日は私とも遊びましょう」


「うむ。趣旨は聞いておる。

 余も楽しませてもらおうか」


 アイリスに興味あるの?

別に普段から使ってても良いんだよ?

後でシーちゃんにもお願いしておこう。




----------------------




 十四組目は、メア、ナハトだ。



「メアちゃん! ナハト! 会いたかったわ!」


「「ほんとう?」」


 めっちゃ疑われてる!!

そうだよね! アリスに押し付けてそのままだったもんね!

別に押し付けたわけじゃないけど!



「本当よ! だからいっぱい遊びましょうね!」


 なんか勢いで押し切ってばかりだなぁ。

全部後で後でって先延ばしにしまくったせいだ。

この機会に全員の信頼を取り戻せるように頑張ろう!




----------------------




 十五組目、エリスとイリス。



「アルカ様!」


「デス!」


 なんて?



「アルカ様と一緒に丸一日遊べるなんて初めてだよ!

 夢みたいだわ!」


 うっ……ソウダッケェ……。



「薄情なのデス」


「ごめん……」


 エリス達とは丸々七日間遊んであげよう。

まじごめん。




----------------------




 十六組目は、レヴィとルビィだ。



「セフィ姉は良いの?」


「うん。エルママと入るの」


 いつの間にか、エルヴィまでママに昇格していた。

もしかしてセフィ姉とエルヴィもデキてる?



「おかーさん♪」


 ぐはっ!?

可愛い! 私の娘可愛い!

その笑顔はクリティカルだぜ! やるわね! ルビィ!


 ふっふっふ。

この笑顔に応えるには私の全力を持ってお返ししないとね!

またまた行っちゃるぜ! 七日間コース!




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 十七組目は、セフィ、エルヴィだ。


「それで?

 今日だけで何日目?」


 えっと、ひぃふぅみぃの……。



「そろそろ一ヶ月近いかも?」


「アルカ」


「ごめんなさい……」


「もう。セフィは怒りんぼね。

 ダメよ。アルカさんは精一杯頑張ってるんだから」


「ちょっと? エルヴィ?

 なんでさん付け? もしかして怒ってる?」


「いいえ~♪ そんなわけないでしょ? アルカ"さん"が忙しいのはわかってるもの♪ プロポーズするだけして放置されていたくらいで怒ったりなんて。ねぇ。うふふ♪」


「ごめんなさぁい!!!」


 あかん……はやく指輪作んなきゃ……。


 やっぱ爺さんを早く連れてこよう。

もう一々店まで行ってる余裕が無いのだ。

ごめんよ。爺さん。先に謝っとくわ。心の中で。




----------------------




 十八組目は、ツムギとステラだ。



「何よその疲れ具合は。

 いったい何してきたのよ?」


 ちょっと絞られすぎて。色んなものを。

経験豊富なお姉さんズは手強かったぜ……。



「ごめんごめん。大丈夫だから。

 それより二人共。覚悟は出来てる?」


「ええ。もちろん。

 とっくに待ちくたびれちゃったわ」


「はい。アルカ様。

 その為に姉様の方はお断り致しました」


 まあこればかりはね。約束だからね。



「ふっふっふ♪

 これで遂に解禁ね♪」


「ちなみに私も他の子達に手を出しても良くなるのよね?」


「姫様?」


「ごめんなさい」


 流石に今のはデリカシー無さ過ぎだよね。



『アリアはやめておきなさい。

 競争率激しいから』


『やっぱり?

 でもだからこそ……』


「お二人とも?

 何故内緒話をされているのですか?」


「「ごめんなさい!!」」


 後にしよう。後に。

でも、後何巡目かにはツムギとアリアも組ませてあげよう。

口説き落とせるかはツムギ次第だけどキッカケくらいはね。




----------------------




 十九組目は、アニエス、ナディだ。



「久々の健全コンビ!」


 前回と前々回も長かったからね。約半月ぶりだ。

おかしいなぁ。既に一日目の方が短いなぁ。

このままじゃ二ヶ月コースだなぁ。



「健全?」


「健全よ。アニエスにはまだ手を出せないもの」


「む~」


「ふふ♪」


 ふくれっ面のアニエスを見るだけでナディが嬉しそうだ。

なんか、前より矢印太くなってない? 共同生活の成果?



「まあ、お風呂くらいは許してあげるわ」


「ありがとう! アル姉!」


 なんだろう。純真無垢な表情に見えてきた。

おかしいな。この子ただの巨乳好きのスケベ娘なのに。



「あらあら~♪」


 ナディが増々嬉しそうになった。

ちょっとこの二人の関係が今どうなってるのか気になってきたわね。その辺も注意深く見極めるとしよう。うん。




----------------------




 二日目最後、二十組目は、マノン、サクラだ。



「ここは順当にきたのね」


「何の話よ?」


 いや別に。



「約束通り、マノンはお嫁さんに昇格よ」


 皆の許可も出てるからね。

フロルには結局断られたから、マノンが四十一人目だ。



「何だか偉そうだわ」


「私と結婚してください」


「雑すぎよ」


「まあ、焦らないで。

 これからちゃんと場を整えるから」


 アイリス世界で結婚式を挙げてしまおうか。

いや、まだマノンは成人前だから婚約なんだけど。

一応最近はそんな感じのルールだからね。

たしかレーネの時あたりからだったかな?



「期待してるわ」


 マノンこそ偉そう。

でもほっぺ赤くなってて可愛い♪



「アルカ様」


「サクラも?」


「はい。是非」


「おっけ~♪」


 これで四十二人目。

いや、ちゃんとした申し込みはこれからするけどね?


 取り敢えず、イロちゃんズから初めての伴侶入りだ。

後でイロハにも許可貰いにいかないと。




----------------------




「これで大体半分ね……」


「お疲れ様です。フロルの教育は順調ですよ。

 案外筋は良いようです。少なくとも、ツムギの時ほど苦労はしないかと」


 まあツムギはね。元が研究者向けのスペックだから。今では一般人類最強の剣士程度の実力はあるけど。でもすぐに風化しそうだ。どうせ剣なんてもう握らないだろうし。



「ありがとう。ノアちゃん。

 そっちは引き続き任せたわ」


「はい。アルカも頑張ってください」


「うん……頑張る……」


「一巡が終わる毎に丸一日休みを入れてはどうですか?」


「焼け石に水じゃないかなぁ」


「とは言え、結果的に日数は大きく減らせるのでは?」


 まあ確かに。

どの道休もうが休むまいが、一年で全部終わりなんだし。



「ううん。やっぱり最後まで頑張ってみる。

 どうしてもダメそうなら頼む事にするよ」


「そうですか。残念です。

 お休みの日は独り占め出来るかと思ったのですが」


「ふふ♪ ありがとう♪ ノアちゃん♪

 今のですっごく元気出た♪」


「そうですか。それは良かったです。

 ではもう少しお付き合いください」


「うん。いこっか。ノアちゃん」


「はい♪」


 今日もまたノアちゃんと二人で夜を過ごす事にした。

側近の皆すら突撃してこないのは珍しい。

それだけ自分の番を楽しみにしてくれているのかも。

ならもう少しだけ頑張ろう。皆の期待には応えたいからね。

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