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異世界で始める白猫少女との二人暮らし ー だったのに、いつの間にか美少女ハーレムの主になって世界を救ってました ー   作者: こみやし
40.白猫少女と帝国動乱・前編

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40-3.全員集合

「あーか!!」


 あかんでしょぉ……。



「何で連れてきちゃったの?」


 カノンも一緒に居ながら。



「お父様とお母様の許可は頂きました!」


「たー!!」


 あかんじゃろ……。



「カノン。説明」


「いつの間にか念話で済まされちゃったのよ。

 私には止められなかったわ」


「セシル」


『あら。私の事覚えていてくれたのね。アルカ』


「勿論。

 セシルこそ忘れているの? あなたも私のお気に入りよ?

 だから、くだらない嫌味を言ってないで答えなさい」


『悪かったわね、止めなくて。

 私はレーネの相棒であって子守役ではないもの』


 おかしいなぁ。セシルは私のなのに。

レーネに貸してるだけって扱いなのに。

流石に放置しすぎたかしら。


 この機会にフィリアス達とも話し合うとしよう。

ルチアやアウラもしょっちゅうヘソ曲げてるし。

そろそろチグサやナノハも怒るかもだ。

コマリやクルルもイジケているかもしれない。



「お義父様とお義母様はなんて?」


『任せると。もう覚悟は出来てるみたいよ』


 前回セーレの事で話し合ったからかぁ。

けどなぁ。どうしたものかなぁ。



「アルカ様! お願いします!」


「あーか! おーえーあーいー!」


 いやいや。やっぱこんな舌っ足らずな赤ん坊連れていけないって。私達は遊びに行くわけじゃないのだ。これはあくまで強化合宿だ。世話をしている暇があるなら少しでも多く鍛えなきゃ。



『アルカ』


 ハルちゃんも?



『ハル』

『せわする』


 う~ん……でもなぁ……。



『おねがい』


 ぐぬぬ……。



「あ! セーちゃん!」


「ルー!」


「ありがとう! おかーさん!

 セーちゃんが来てくれて嬉しい!」


「あーがとー!」


 いや、認めてないし……。

ルーシィ絶対状況わかってて乱入してきたでしょ……。


 まったく。みんなして。



「ハルちゃん。シーちゃん。

 せめてセーレの成長記録取っておいて。

 後で編集してご両親に渡せるようにして」


『『がってん!』』


 それ持って後で頭下げに行こう。

またお酒も差し入れようか。人魚お酒好きだし。



「アルカ様」


「いらっしゃい。ルイザ。

 来てくれて嬉しいわ」


「こちらこそ。お呼び頂き光栄ですわ」


 良かった。調子は良さそうだ。

まだ数日ぶりだけど、何だかとっても久しぶりな気がする。

別に気の所為でもないけど。



「後来てないのはだあれ?」


「アムルは来ないわ。これで全員よ」


「ダメよ。アムルは強制」


 抱き寄せ魔法で腕の中にアムルを召喚し、その場に集まった全員ごと深層世界へと潜り込んだ。



「え!? え!?」


「強引すぎよ。まったく」


 セレネが若干不機嫌だ。

とは言え、今更追い返すつもりも無いらしい。



「整列!」


 声を掛けると、皆が十人ずつの列になって並んでくれた。



「ひぃ、ふぅ、みぃ。

 えっと、あれ? 八十二? 全員 って!

 ニクス! それに皆! どうしてここに!?」


「ただいま♪ アルカ♪」


 可愛い。私の女神様。



「何かおもしろそうな事をしていたんだもの!

 暫く私達もここで過ごすわ!」


 イオスが女神組全員引っ張ってきてくれたようだ。

けどまだ神様研修は終わってないっぽい。



「お母様ぁ!!」


 マキナが飛びついてきた。

よっぽど酷い目に合わされていたようだ。

僅か数日ですっかり変わり果てている。力強く。


 いくら何でも詰め込み過ぎだよぉ……。

生後数日の幼子に何やってんのさぁ……。



「小春! 褒美をあげるわ!

 次は原初神の後継なんてどうかしら!」


 ダメだってば。

もう諦めてくたんじゃなかったの?



「ねえマキナってもしかして」


「昇格したわ!」


 あ、はい。

私、やっぱり神様造っちゃったっぽい。

私というか、私の側近達プラスアルファがだけど。

仕上げは原初神自らだけど。ズルくね?


 取り敢えず何か考えとかなきゃ。

イオスが暴走する前に。



「お母様ぁ~」


「あ~よしよし。

 大丈夫よ~。マキナ~。

 怖かったね~。頑張ったね~」


 あれ? 尻尾が嬉しそう?

もしかして嘘泣き?


 まあいっか。可愛いし。

ようやく会えた愛娘だ。沢山可愛がってあげよう。うん。

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