金のチャンピオンベルトを装備したスズメ
※みなさんはこの物語のスズメのように人肉を食いちぎってはいけません
〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜
むかしある王様がスーパーマンのように空中飛行をしていた。フゥゥゥゥ!
疲れて林で休憩しようとした王様は、足をすべらせてバランスを崩した。おっとっと。
すると鳥の頭をしたマッチョ軍団が、その圧倒的カチカチナイスマッスルで王様をガッチリホールドしました。総勢4000匹
王様「おお、おお、なんというバルク。そこまで鍛え上げるには眠れない夜もあっただろう」
スズメ「ハッハァー、ありがたきお言葉」
スズメ「身に余る光栄でございマッスル」
王様は感動のあまり涙を流して
王様「よし、今度とびきりのお礼をしよう。欲しいものを考えて王宮まで来るといい。私に用意できるものなら何でもやろう」
スズメ「やったぁー!」
スズメ「やったぁー!」
こうしてスズメ4000匹は、巣に戻って会議をはじめました。
スズメ「ホエイプロテイン1年分はどうだろう」
スズメ「いいやマシン一式をもらってトレーニング効率を上げるのだ」
スズメ「鳥のササミもタンパク質豊富」
このように常識的な報酬が議論される中
目がラリってるスズメが
スズメ「金のチャンピオンベルトかっこよくね?」
と高らかに叫びました。それはもうブーイングの嵐
スズメ「バカやろう筋肉関係ないだろそれ」
スズメ「ベルト食ってもタンパク質補給できねぇぞ」
スズメ「さてはキサマ真のマッチョではないな?」
ところがラリスズメはひるまずに
もっとおそろしいアイディアを口にしたのでした
〜〜〜〜〜〜〜〜
◯翌日の王宮
王様「さて欲しいものは決まったかね?」
スズメ「金のチャンピオンベルトをください」
王様「ファッ?」
スズメ「どうしてもチャンピオンベルトが必要なのです」
王様「むむむ、それはあまりオススメできないぞ。そんなキラキラベルトをひけらかしたら世界中のマッチョたちに襲撃されてしまう。考え直したほうがいい」
スズメ「ガッテン承知の上です」
スズメ「我々はマッチョと闘いたいんです」
王様「そうだったのか!」
王様は感動の涙を流し
王様「そなたたちの決意、しかと理解した。それでは500のチャンピオンベルトを用意しよう」
こうして、王様はチャンピオンベルトを用意して
おまけにダイヤのメリケンサックと
金銀財宝が張り付いたマントと
過度に装飾しまくった王冠を
スズメ500人分プレゼントしました。
スズメは、筋力が強い準に500匹、
王様にもらった装備品をつけて
大空を飛び回りました
すると早速ドラゴンの群れ現れて
ドラゴン「調子に乗ったスズメがいるなぁ。どれひとつ格の違いを思い知らせてやろう」
ドラゴンという名の身長1000メートルの巨神兵
それが20人
スズメは厳しい戦いを強いられました
たくさんのスズメが命を落としました
ところが5匹だけ、生き残ったスズメは
突出して筋力が強かったのです。
5匹のスズメは次々とドラゴンを撲殺し
ドラゴンの筋肉を食いちぎり
5匹は世界最強の力を手に入れました。
〜〜〜〜〜〜〜〜
◯翌日の王宮、玉座の間
王様が心配しすぎて泣きまくっていた
王様「おおおおお、スズメたちよ、よくぞ生き残った。おおおおおん」
スズメ「王様、我々は最強の筋肉を手に入れました」
スズメ「ドラゴンから金銀財宝を強奪してきました。どうぞお納めください」
王様「もういい、もういいのじゃ。これからは命を大事にしておくれ」
こうして平和が訪れました
王様は山のような金銀財宝を少しずつ取り崩して、長期間にわたり国家を誤差レベルで改善し続けました。
スズメたちはチャンピオンベルトを封印し、静かに筋トレに励むようになりました。
平和です。
めでたし めでたし