一話
初めての投稿です。駄作なので面白なかったらブラウザバックをお勧めします
俺二宮和人は、もうすぐアラサーの29歳。
大手食品メーカーの子会社に入社したがそこが残業代さえ出ない。
いわゆるブラック企業という所だった。
今日がもう何連勤かさえわからないほど働いても給料は雀の涙だ。
でも転職しようとしても辞表は受け取ってくれないし仕事を探す時間もないからという理由でずるずると七年もたってしまった。
ある日、俺は残業が終わり終電に乗るため帰宅の準備をしていると課長が私の目の前に来て
「お前明日から来なくていいから。」
といわれてしまった。
その後の記憶は全然なく、どうやって帰ったのかさえ分からない。
「……なんでだ?俺なんもミスした記憶ないのに」
ブラック企業だから人が足りていないのになぜここでリストラされるのかが分からず一睡もできずにいた。
理由を聞きに明日もう一度だけ行ってみようと考えた俺はいつも出社している時間よりも早めに来てビルに入ろうとするのだが、警備員に止められてしまう。
「関係者以外はしっかりとしたアポイントをお願いいたします。」
「俺はただリストラされた理由を課長に聞きに来ただけなんだ。頼む通してくれ。」
「それでもだめです。」
「なら課長を呼んできてくれないか。」
噂をすればなんとやらと課長が出社してきた。
「課長引継ぎもしてないし今月分の給料もらってないのですが!!!」
「そんなの俺にも知らん。」
「さああなたの会いたい課長にも会えたのでしたらお帰りください。」
課長に詳しく話を聞こうとするが、警備員に阻まれて行けない。
それでも無理やり行こうとするが警備員に押されてしまった。
その反動で車道まで出てしまった。
「いった~~~。何するんですが。」
車道にはもちろん車が通っているのでさっさと退かないと事故になってしまうので退こうとすると急に「ぷ~~~~」と甲高い音を鳴らしながらトラックが車道にいる猫に突っ込んでいく。
俺は猫を助けるためには歩道に戻る時間がないしトラックがあともうすぐでぶつかりそうなのでダイビングで助けた。
しかし、対向車線にも車は通っているわけで車にぶつかってしまった。
とっさに猫を離せたので良かったなと一安心すると意識がなくなった。