赤く燃える星
宇宙創世記22年9月14日、僕は宇宙飛行士のビル・エリンツ、宇宙船アイオーンの乗組員、この宇宙船に搭乗しているのは僕1人だけ、宇宙での長期滞在の研究が目的で僕の滞在年数はすでに12年に及ぶ!。
プシュケ
「ビル、御飯が出来ましたわよ。」
プシュケ、彼女はこの宇宙船のホログラムAIで私の母親でもあれば姉でもあり妹でもある、この宇宙船内の唯一の女性像だ。
ビル
「うん、美味しいよ、プシュケ。」
プシュケ
「ありがとう、ビル。」
誰が作ったのかは解らないが料理はいつも美味しい。
宇宙船の窓からは赤い炎に包まれた星が見える、四六時中赤く燃えている星だから太陽の影に入ってもこの星の灯りで夜もありゃあしない!?。
ピピッピ、ピピッピ、ピピッピ
プシュケ
「ビル、定期報告の時間です。」
ビル
「了解、プシュケ。」
僕は通信室に入り定期報告を行う。
ビル
「アンダーソン宇宙開発局本部へ、宇宙創世記22年9月14日、宇宙船アイオーン乗組員ビル・エリンツ12歳2か月、宇宙滞在年数12年1か月と2日、報告、眼下の「地球」は今も赤く燃えています、以上。」
眼下にある赤く燃える星は地球と言う名前の星で、僕は衛星軌道上にあるこの宇宙船からどこかにあるのか解らないアンダーソン宇宙開発局本部へと定期報告を行うのが僕の任務、なのだが、アンダーソン宇宙開発局本部からは一切の返答は無いのである。
終り
「うっうあぁ~~、ふぅ~、あぁ~いかんいかん小説を読むと眠くなるなぁ~!?。」
俺、中村幸太郎、26歳、一攫千金を当ててからは悠々自適なパラダイス生活を南の海のリゾート愛ランドで楽しんでいる。
この宇宙人の書く短編小説は短いストーリーの中に少しの毒毛があってそれが面白いので、時々読んでいる。
しかし、宇宙空間に12年もって!、たった1人でも食料の数は半端無いと思うんだけどな~、そお考えたら非現実的過ぎる話しだよな?。
ミーシャ
「コーター、ハヤク~、スルヨッ。」
俺
「あぁ~、今逝かせてあげるからちょっと待っててなぁぁ~。」
彼女の名前はミーシャ、俺と一緒にこのリゾート愛ランドに住む30人のガールフレンドの内の1人で、昨日はリリアナと楽しんだが、今夜はミーシャとたっぷりとラブラブな行為を楽しみ、そして明日はメティオラと楽しむのだ!。
「ヒケンタイ AM-192837465 フクコウカンシンケイ ノ ジョウショウリツ ヲ カクニン」
ワタシ ハ ウチュウヒナンセン ノア2025 メツボウ シタ チキュウ ノ セイメイタイ ノ レイトウホゾン ヲ カンリ スル コンピューター ダ
オワリ