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繰り返し

作者: うっちー

カタカタカタカタ…

ゲーム開発者であるAは日夜ゲーム開発に明け暮れていた。

彼が作っているのは、プレイヤーが自ら体験している

ような感覚になるゲート式の次世代ゲームであった。

ついに完成し、開発グループの仲間と

プレイすることにした。

最初に友人Bがゲームへと入っていった。

そしてC、D、E…と次々と入っていった。

Aも恐る恐る入っていった。

ゲームの中はまるで自分たちの生活している場所と

なんら変わりばえしない場所のようだった。

しかしこのゲームには望みがなんでも叶うという設定

がされていた。

そこでAたちは好きなものを望み通りに手に入れた。


数年後…

Aたちはすっかりゲームでの生活に満足した。

誰一人として元の世界に戻ろうとするものは

現れなかった。


数百年後…

そのゲームの中ではAたちの子孫が暮らしていた。

望めばなんでも手に入る生活…

初めは素晴らしいと感じていたが、彼らの子孫のXは

この世界に飽きてきていた。

そこで彼は新たなゲームを開発しようとした。

望んでも手に入らないものもある。

なんでも思い通りにはならない世界。

その中で味わう幸福を感じるための世界を…


ゲームは見事に完成した。

しかしこの世界に住む人々は全く興味を示さなかった。

わざわざそんな辛い世界に行く必要はないと。

反対されたXは仕方なく一緒にゲームを作ってくれた助手であるYと一緒にゲームへと入っていった。

「名前が決めれるんだけど、何にする?」

「う〜ん…私はイヴにするわ。」

「そうかい。なら僕はアダムにしようかな。」

こうして2人はゲームを始めた…




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