日常崩壊
「ごめんね。さようなら」
最後のたった五文字が私の日常を崩壊させた。
私は毎日有意義に生活している。
なのにわたしの日常は崩壊した。
学年では成績トップの優等生。
なのにわたしの日常は崩壊した。
誰に対しても平等に振る舞い、とにかく友達もたくさんいた。
なのにわたしの日常は崩壊した。
スポーツ万能で大会優勝するほどの身体能力もある。
なのにわたしの日常は崩壊した。
知らないことなんてなにもない。
なのにわたしの日常は崩壊した。
誰もがわたしの前で言う。
「お前なんかいなきゃいいんだ」
言う子は必ず、
とっても仲がいい友達。
大会で準優勝だった子。
学年成績が2位だった子。
そして特に、
目立ちたがりやの男子。
私は理由もわからず不登校になり、その26日後に自殺した。
死んでから改めて考える。
理由はわかった。
そんなことだったのか。
私は後悔した。
完璧すぎて自殺に至ってしまったわたしのことを。
欠点を作ることのできなかったワタシのことを。
どうも、村沢涼一です。短編小説は基本的に主人公の名前は書いてません。主人公の名前を募集したいなーと考えたり(笑)
ではまた次の作品で。