2018/02/15
二千十八年である。
この頃、素晴らしい毎日を送っている。良い部分も悪い部分も合わせての、素晴らしい毎日である。薄っぺらではなく、平坦でもない。厚みを持った、起伏に富んだ、素晴らしい毎日である。
今日、私は、およそ二年間に渡って読み進めていた『ドグラ・マグラ』という夢野久作先生の作品を読み終えた。私は複数の作品を同時期に読む人間なので、二年間『ドグラ・マグラ』のみを読んでいたわけではないのだが、それでも、二年間とは長いものである。
普段の私は、自身以外の、特定の作品について言及することが訳もなく少ない人間である。しかし、この作品に限っては、付き合っていた時間もまた理由に、どうにかして特別扱いしたいように考えたのである。詳しくは書かないが、『ドグラ・マグラ』は凄まじい作品である。
上から目線な感想であるが、それと同時に、読了後の私の率直な感想でもある。
既に亡くなられている人物に対しての敬意というものは、失われがちである。これは、私に限った話かもしれないが。
「坂本龍馬って、そんなに凄いことしてないよね」など。坂本龍馬という一人の人間に対して失礼である。
これが、二千十八年の最初の日記である。もう二月も半ばであるが、これが最初である。
極端に更新頻度の低いこの日記も、三日坊主なんてことにはなっていない。この点に関して、私は、私を評価する。
上の文章を書いた後に調べたのだが、「三日坊主」とは、人を指す言葉らしい。なので、上の文章は間違っている。
新年一発目の日記からミスを披露してしまった私であるが、今後も、この日記は続けていこうと思う。更新頻度がどこまで落ちるのかの予測は、全くもって不可能であるが。