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2017/04/30

 とある事情により、栄えある日曜日にも関わらず外出する羽目になった。

 理由は明かせないが、外出時間は午前十時ごろ、帰宅時間は午後八時ごろである。家に着くころには真っ暗な時間帯だ。もしも私が、帰宅直後のドアが閉まるか閉まらないかの内に鏡を見たならば、そこには疲れ切った者の疲れ切った表情が映る事であろう。

 これもまた話せば長くなる事情により、昼食は至極まとまった形に収まるものとなった。

 鱒寿司みたいな握り飯一つにカルピスウォーター。心許ないが十分腹は膨れた。カルピスウォーターは全部飲まずに、こうして今日の出来事を記している横でまだ、ちびちびと量を減らしつつある。

 それら昼飯をレジに持って行った際、レジスターの中で紙が詰まったかなんかして、店員が慌ただしくトラブっているのが印象に残った。

 後五分待たされていたら、私は電車を逃していただろう。


 帰りで通った駅ビルでは、ベーカリーの臭いが辺りを満たしていた。

 日も既に落ちた時である。

 やはり駅ビル周辺の人工的な明るさの景色は綺麗であった。星が見れぬのが、なお一層悔やまれるばかりである。

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