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わかりにくい詩たち

丘はまるいから来た道は消えて

みんなが眠れない夜を過ごす中で

わたしだけすやすや眠っていると

夢が私に大変なものを突きつけて

飛び起きたわたしは思わず叫んだ



なんてものを見せてくれるんだ!



それはまるい丘の向こう側の景色


それは小さな頃のわたしの笑顔が

今では存在しない人に向けられて

今では存在しない人の優しい掌が

わたしのちいさな頭を撫でていた



決して戻れない


決してそこへは戻れない


決してその人にはもう会えないんだ


涙が止まらなくなって


こんなに胸を痛いほど締めつけられるのは


きっと誰にでもある思い



わたしも眠れなくなったので

まるで夢に復讐をするように

こんな詩を書き始めてみたら

みんなとお話しているようで


みんな笑ってるけど心の中は

重たい荷物を運んでここまで

よいしょちくしょと来たのね

頑張れみんな


頑張れわたし



丘の向こうまで続いてるこのまるい道の向こうへ


一緒に行くんだ



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― 新着の感想 ―
[一言] 頑張れ!! 一緒に行こ!!
[良い点] 最後の数行に勇気づけられますね。 素敵な詩をありがとうございます!! 丘というのが良かったのです。
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