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~刻の捩れ~

楽しい生活が始まって5日後にそれは訪れた。


美由紀はとめさんから竜機2号機のテスト飛行の手伝いをする様にとある施設に来ていた。

施設に入るとそこには希望が待っていて竜機に乗って待つ様に言われ美由紀は待っていた、少しすると無言で希望が入ってきて操縦席に座わり透明なメガネを付け何も無い空間にタッチしながら操作を始めた。

「こちら竜機2号機、これよりテスト飛行を行う、離陸許可を」

「こちら管制室、竜機2号機離陸を許可する」

希望は了解と言い竜機2号機を上昇させ空に向かって飛ばした。

そして1分もしないうちに竜機が止まり希望が交信を始めた。

「こちら竜機2号機、高度25000到達、これよりステルス飛行テストに入る」

「こちら管制塔、現在位置までは確認出来ている、ステルス飛行テストを許可する」

希望は了解と言うと美由紀には見えない何かを操作した。

「管制塔、こちら竜機2号機ステルスモード稼動、そちらのレーダーには?」

「こちら管制塔、レーダーから機影が消えた、予定通り目的地までの飛行を・・」

希望が何か操作をすると管制塔からの交信が途中で切れた。

「これでよし」と言うと希望は美由紀に

「ママ、横にある透明なメガネをつけて」

そう言って竜機を上昇し始めた。

美由紀が透明なメガネを付けると、今まで見えなかった竜機内のモニターや操作盤などが見えるようになった。

「何これ、凄い」と言って美由紀がパネルに触ろうとしていると希望が

「ママ、スイッチとか触らないでね、ママは機械音痴だからってパパが言ってたから」

そう言われて美由紀は2頭身のディフォルメの様になり「パパ酷い」とプンプン文句を言った。


竜機は大気圏を抜け宇宙空間に停止して竜機後部の3人席に座って2人は話しをしていた。

そして、本来の目的について希望から聞かされた。

「今から2日以内に地球の歴史が変わる?」

意味が理解できない美由紀が言うと。

「そう、誰かの手で今この刻が捩れ、他のパラレルワールドと時が繋がる、私のいた未来にはトレートは地球に着てない」

「それは、都合のいい時だけ出てくるなんちゃらの意思のせいでは?」

「昨日までに調べただけでも本来の歴史から結構ズレがあって、例えばママとパパの初対面の時に敵に襲われてとか、本当は昨日起きるはずったんだけど無かったし」

希望は他人事の様に言った。

「希望ちゃん、じゃなくて・・、希望、そこにお座り」

「座ってるけど?」

「ママの未来でちょいちょいジャブの様に攻撃してこない、ママはそんな娘に育てた・・・」

そんな漫才をしていると事は起こった、美由紀の目の前が歪み始め元に戻ったかと思えば、竜機の周りに戦艦の艦隊が出現し、それを見た希望は操縦席に座り何かを操作していた。

「ステルスのお陰で探知されてなさそうね」

希望が美由紀の方を振り向きながら言った、それを見ていた美由紀は目を疑った、振り向いた希望が消えかかっていたからだった。

「希望、体が消えかかってる」

美由紀に言われた希望も自分自身の変化に気づいた。

「時間が無いかも」

希望はそう言うと竜機をゆっくり移動させ現れた艦隊が見えない位置まで離れていった。

移動している間に希望の体が消えかかる現象は無くなっていたが、竜機を停止させると今度は

美由紀が同じ現象になり、消えそうになる体を触りながら慌てた声で。

「え?まじ?せめて旦那さんになる人との面会を・・」

「ママ、一時的な物だから」

希望がそう言うと少ししてその現象は収まった。

「あぁーママがパパと会わないと、希望ちゃんが・・」

まだじたばたしている美由紀を見ながら希望は独り言の様に言った。

「先に私が消えかかってその後ママが・・ママとパパが会わないと?未来から順番に・・」

そう言うと希望は美由紀を座らせ話し始めた。

「質問ねママ、もし私がいない歴史だとしたら」

「ママとパパが会ってない」

「次の質問ね、さっきママが消えかけてる時、ルナのジンも一緒に消えかかってたと思うんだけどどうかな」

美由紀はジンに聞いて「同じタイミングで同じ感覚だった」と答えた。

それを聞いた希望は1つの仮説を話し始めた。

「この時空の・・・それで時間軸が・・・と言う事でママがジンと会った後から今までの間のどこかでママが死んだって事になるかな」

最後しか理解出来なかった美由紀は起こった口調で。

「私の幸せな未来をぶち壊すなんて・・許せない・・ってどうやって歴史を戻すの?」

理由はどうであれ、美由紀に歴史を戻す意思を見た希望が。

「発動条件はあるけど私は時間を越えられる魔法がある、だからジンが美由紀と会う前の地球に行って原因を突き止め排除する、幸い会った日時とかはジンが知っているはず」


今のここにいてもあの艦隊とやりあう戦力もない、竜機の最大望遠で見た更地になっていた東京に戻っても出来る事少なそうだし、美由紀は希望に従った。


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