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~新生活~

美由紀は希望とトレートと3人で新生活を向かえる事になった、通常SASではマンションなりの部屋を支給されるが、地下とは言え今回は平屋ではあるが広い庭付きの一軒家で・・ありえない程の厳重な警備員付きだった。

美由紀が着くと希望とトレートが出迎えてくれた。

「遠慮しないでねママ」

「ガゥ」

先に引越しをしていた希望とトレートが言った。

「何だろうこの違和感」そう思った美由紀だった。


荷物を整理しているとトレートが首に何かを掛けながら部屋に現れた、そこには「夕ご飯です」と書かれていてズッコケそうになった。

美由紀は希望にトレートを伝言番にしない様に注意しようとキッチンに向かったが、そこで希望とトレートのやり取りを見てやめる事にした。

話を聞くとトレートが美由紀と会話したいって言うところから原始的だけどこの方法しか考えつかなかったそうだ、首から掛けられる小さなホワイトボードにマジック・・書くのは希望だそうだ。


席に着くとテーブルには美味しそうな料理が並んでいた。

「これって希望ちゃんが作ったの?」

「何か嫌いな物あった?」

美由紀は首を横に振りながら「勉強すればいずれ私も料理なんて」と思ったが希望の一言で諦めてしまった。

「あ、そう、パパが言ってたママは料理出来なかったって、だからいる時は私が作るね」

女子力低すぎ頑張れ未来の私・・

食事が終わり、希望がトレートの後片付けを見ててふと疑問に思った。

何で急にトレートの事に・・未来で会った事でも?美由紀は聞いてみた。

「ねー希望ちゃん」

「もう、素性もわかったんだから希望でいいよ」

「わかった・・の・ぞ・み・・さん」

希望はあきれた顔で

「自分で付けたんだから、責任を持ってのぞみって呼ばないと」

「私が付けたの?」

希望は最初躊躇したが美由紀にパパから聞いた命名の話をしてくれた。

希望って名前はママがその時と未来の橋渡し的な存在の希望になって欲しいと願いを込めて決めたらしい。

美由紀は真面目に聞いていた。

そしてその中で美由紀が書いた「美由紀ママの歴史」って絵本の中にライオンとゴリラが書かれていてライオンに矢印で「トレート」と書いてあり、希望はそれを思い出してママには大事な人なんだと思ったから助けようと思ったと話してくれた。

「私、真面目に付けたんだ、今なら姫とか付けそうだし」

「パパは姫華って付けたかったみたいよ」

「何だ、私と未来の旦那さんは息ぴったりじゃん」

嬉しそうな美由紀を見ながら希望は付け加えた。

「あと、ママがいたトレート達との時間、それだけはどうやっても見る事ができなくて」

「あそこはあそこで大変だっんだよ」

美由紀は腕を組んで偉そうに言った。

「絵本通りかはトレートに聞けばわかるしね、そうそうトレートがねマグカップって何だって言ってた」

「いやぁーそれだけはーやめてぇー」

美由紀は忘れていた黒歴史を思い出しながら頭を抱えながら叫んだ。


その晩、希望は美由紀に話さなかった事実を思い出していた。

「あなたに背負わせるのは酷かもしれない、けど母としてあなたを救いたい、そして捩れた未来を戻す為に私達の希望になって」と


あなたはあなたの命と引き換えに私を救ってくれ・・私にそう言ってた。

そして、もうじき終わるこの楽しい時間・・・


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