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第1章 ~序章 戦いのとき~
はじめての投稿となります!優樹です。
序章と1話は分けて投稿しますのでよろしく。
次元を超えて助けられる人が目の前にいるんだったら、あなたはそれを救いたい?
金髪のきれいな髪を揺らし、少女は聞いてくる。
自分は今ものすごいことを言われているのではないか、弱くて何もできないようなそんな人にはふさわしくない言葉を、投げかけられているのではないか。
ふと、そんな気がした。それくらい、今のその発言は驚愕を覚えさせられる言葉だったのだ。
だが、状況と雰囲気を冷静に考えてみた。
ああ、決まってるじゃないか。何考えてんだよ、俺。救いたい以外に答えなんてないだろうがよ。
そう、言うと思っていたよ。
その少女のことばは、それは何もかもを揺るがして、時代を超え、とある少年に助けを求めに来た一人の少女の壮絶な戦いの始まりに過ぎなかった。二人は誓いをかわし、世界を、未来を救うために戦う。そして………
待っていろよ、みんなみんな、俺たちが救って見せるからな。
二人は同時に駆け出した。