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戦う司書さんと勇者と魔王  作者: 星砂糖
旅立ちと 封印都市と 勇者と魔王
14/106

Page14「ティアの戦い方」

登校に合わせてすでに投稿済みのサブタイトルを修正しました。

本編への影響はありませんので、見返す必要はありません。

目を開いたティアの目の前は虹色の壁だった。

熱く、冷たく、硬く、柔らかく、風を生み、爽やかな水の流れのように動き、時に光り、時に暗くなり、生物が安らげる不思議な壁だった。


ティアは精霊樹の根元まで歩いたのは朧げながら覚えている。

毎日している昼寝は、短時間だが目が覚めると疲れが取れ、すっきりとした気分になるものだった。


今回の昼寝でも疲れは取れている。

気分も目を開くまではすっきりしていたが、虹色の壁を見てからは混乱し始めていた。


「また…異空間なのでしょうか?」


ティアが呟いた瞬間周囲を覆っていた虹色の壁がぶわっと離れた。

壁の正体は精霊だった。

祝福を受けるまで精霊を見ることができなかったティアは知らないことだが、いつも昼寝のたびに同じ現象が発生していた。


「精霊さん達だったのですか…びっくりしました…」


ティアの声に謝るように動きが小さくなる精霊達。

そんな精霊を掻き分けペンシィがティアの前に飛んできた。


「おはよ〜。いや〜ティアちゃんは精霊に愛されてるね〜」

「おはようございます。目が覚めたら目の前が虹の壁だったのでびっくりしました。ところで、精霊さん達に愛されているとはどういうことでしょうか?」

「んー。精霊に気に入られやすい人って感じかなー。属性精霊の祝福は各属性の強化と耐性ってのは説明したと思うけど、この祝福には2つあるんだよ〜」

「2つですか?」

「うん。精霊にお願いして祝福してもらうのと、精霊から祝福させてってお願いしてくるのがあるんだよ。ティアちゃんは後者だね〜」

「そうなのですか…」


そう言ってティアは周囲の精霊に視線を向ける。

見られた精霊はティアに応えるかのように飛び回る。


「じゃあさっそく戦い方についてなんだけど…残念なお知らせがあります!」

「残念…ですか?」

「そう!残念です!ティアちゃんが小さいので武器を使った戦い方や、体を使った戦い方ができませ〜ん!具体的には【剣・盾・槍・弓・包丁・ハンマー・ナックルガードとグリーブ・

鞭・チャクラム】に関連する武器だね!」


目をギュッと瞑りながら手を大きくクロスさせるペンシィ。

小さな体を使って精一杯バツ印を表している。


「だから使えるのが【杖・本と羽ペン・ロザリオ】になるね〜!」

「ほとんど使えないのですね…」

「あはは…まぁナイフですら両手じゃないと振れない時点でね…。一応使えなくても軽く説明はするけどね〜」

「お願いします…」

「すごい落ち込んでる…」


ティアは体を起こした状態で項垂れていた。

冒険譚を読んだことで、自分が戦うならこんなふうに戦いたいという思いがあった。

しかし、その戦い方のほとんどが武器を使った近接戦闘だったので、できないとわかったショックは大きかった。

無論小さいから扱えないだけなので、これからの成長具合で使える可能性は高いが、そこまで考える余裕がないようだった。


「と、とりあえず使わない武器についてパパッと説明するからね!」

「はい…」

「それぞれ剣や槍ってなってるけど、剣だと斧なんかの柄の短い武器も該当するし、槍は逆に柄の長い武器全般になるの。盾はそのまんま盾で、弓や包丁やハンマーは大小いろいろあるし、ナックルガードやグリーブは用途に応じて形状が違ったりするんだよ〜。突くために尖ってたり守るために丸くなってたりね。鞭も長かったり棘がついてたりいろいろあるけどティアちゃんの力じゃ振れないからね〜。あとはチャクラムだね。チャクラムは投擲武器全般で、投げナイフとか針とかだね〜。ここまでで質問はある?」

「あります。私が使えないのは体が小さいことに加えて力不足だからですよね?魔法による強化などで使えるようにはならないのですか?」

「んー。魔法で強化して使えるとしたら軽い投擲物と、それぞれの武器で小さいやつだけかなー。投擲は強化で無理やり投げれるとは思うけど、他のは持った時のバランスも関係してるからね〜。ただ持って振るだけでいいならできるけど、そんな戦い方じゃ危ないから」

「そうなのですか。バランス…」


そう呟いてから考えるティア。

ティアは戦斧を持って振り回している自分を想像した。


剣ではなく戦斧なのは、冒険譚の影響だった。

剣を使っている人物は一対一で戦う記述が多く、それはそれで心躍るのだが、それより主人公をサポートする仲間達の活躍に興味を惹かれていた。

一対多で無双したり大群相手に少数で足止めするなどの派手でわかりやすい戦い方に憧れを抱いていた。


想像上のティアだと自分の身長よりも大きい斧をブンブンと振り回しているが、力不足やバランスが悪いと言われた今は斧の下敷きになった自分になっていた。


「なるほど…バランスが悪いと武器の下敷きになりますね…」

「何を納得したのかわからないんだけど…。まぁいいや。使えるやつを実践しながら教えていくね〜」

「はい。お願いします」

「まずは【杖】。これは魔法を使って戦うんだけどティアちゃんには杖じゃなくて指輪をあげます!右手の中指にでもつけて!」


そう言ってペンシィは両手を出した。

その手には虹色の丸い宝石がついた金縁の指輪があった。


「杖じゃなくて指輪ですか?」

「うん。杖は魔法を放つ方向を意識するために使うんだけど、ティアちゃんには【空間把握】があるから杖で方向を示す必要はないの。で、杖には魔石とかつけて魔力を増幅したり、魔法の威力をあげたりするんだけど、それだけだったら魔石を指輪やネックレスとかの装飾品にしてもいいんだー」

「なるほど…それでその指輪なのですね?」


言いながら指輪を受け取り右手の中指にはめる。

指輪はティアの指より大きかったが、淡く光ると指に合わせて小さくなった。


「わっ!指に合わせて小さくなりました!」

「ふふーん。その指輪は【導きの指輪】って名前で、魔力のコントロールがしやすくなるの。小さくなったのはアタシが【錬金術】でサイズ調整の魔法を付与してるからだよ〜」

「これが錬金術…」

「道具への魔法の付与は錬金術の1つだけどね〜。後は魔法の使い方なんだけど…」

「司書は契約精霊を介して魔法を使うんですよね?」

「あー、朝はそう言ったんだけどティアちゃんは別だね〜。司書は魔力を使って本の制御をするから他に回す余裕がないんだ。だから本を介して精霊が魔法を使うんだけど…ティアちゃんは魔力が多いから使えるんだよ〜」

「なるほど…」

「なので魔法を教えまーす。といっても超簡単だよ〜。魔力を出して、出した魔力をどうするかイメージするだけ!他にもいろいろ方法はあるけどまずはこれでやってみよう!」

「はい。魔力を出して…出した魔力をイメージで…」


ティアは額から魔力を出して、出した魔力が燃えることをイメージした。

すると魔力が漂っていた場所が燃えた。

出した炎は魔力が多かったのか一気に燃え広がり、精霊樹の枝先に燃え移った。


「あ!」

「あー。任せて」


燃える枝に向かってペンシィが水球を飛ばして消す。

すぐに消したため枝先が少し焦げただけだが、失敗したティアは泣きそうになっている。


「あの、ご…ごめんなさい…」

「いやー。これはアタシの説明不足だったね!火はダメとかそういうこと言わなかったアタシが悪いの!ティアちゃんは初めてだったし、一生懸命やっただけ!精霊達も怒ってないから大丈夫だよ!」


ペンシィの言葉を肯定するようにたくさんの精霊がティアに群がった。

精霊と触れ合うことで怒っていない気持ちが伝わったのか落ち着くティア。


「よし!魔法は要練習!毎日練習していこう!ね!」

「はい…今度は失敗しないように頑張ります…」

「じゃあ気を取り直して次はロザリオね!これは結界を使って攻撃します!」

「結界ですか?結界で攻撃するのですか?」

「そう!結界で攻撃するの!魔力で中身が空っぽの箱を作って、外からの攻撃を防いだり、相手の進行方向に結界を出してぶつけたり、結界を纏って叩いたりするの。ちなみに、メモリアも結界で覆われてるんだよ?」

「メモリアが結界で覆われてるのは知っています。雪を防いだり、気候制御の範囲を制限しているのですよね?」

「そうそうよく知ってるね〜。じゃあ実際にやってみようか!魔力で板を出して、板っぽい形にして、その後追加で魔力を込めてみて〜。込める魔力が多くて板が薄ければ薄いほど頑丈になって、ある程度密度が高くなれば触ったりぶつかったりするようになるよ〜」

「なるほど。密度を意識してやるのですね」


ティアは出した魔力を板状にする。

そこにさらに魔力を流すと高く厚くなった。

低くするとさらに厚くなり、薄くしようとすると横に広がったり高くなったりする。

そんなティアを見かねたペンシィがアドバイスする


「魔力の流れを一定にすれば形がかわりやすくなるよ〜」


言われて魔力の流れを見るティア。

今の魔力の流れはぐちゃぐちゃで、いくつもの渦があった。

その渦を1つずつ解すように流れを一定にしてから再度小さくする。


すると先ほどとは違い簡単に小さく薄くなった。

その板状の魔力に手を伸ばすティア。


板の先がはっきりと見えるのに、手が板に阻まれて動かない。

板を挟んだ反対側に回り込んだペンシィが、ティアに対して水球を放った。

放たれた水球はティアの出した板にぶつかり弾けた。

もちろんティアは全く濡れていない。


「うん!できてるね!これが結界の基本だよー!これを四方に出したり、半円にして周囲を囲ったり、属性を付与して相手に合わせて特化させたりして使うんだよー。これも毎日練習だね!」

「はい!がんばります!」


板状の魔力を撫でながら答える。


「じゃあ最後に【本と羽ペン】だね!本は簡単だよー。魔力を流すと大きくなるからそれで叩くの!敵の攻撃も大きくした本で防げるから司書の武器といえば本!って感じだね〜!」

「本で叩くのですか!?」

「うん!本は武器であり防具であり商売道具でもあるんだよ!」

「本は読むものですが…仕方ありません!がんばります!」


ティアは両手で本を持ち魔力を込める。

するとティアの小さな手では持てなくなるほど厚く大きく重くなった。


「わっ」


慌てて手を離すと角から地面に落ちる。

本は地面に突き刺さった。


「これが…攻撃方法なのですか?」

「そうだよー。戦い方としては片手で持てるくらいの大きさで出して、叩くときに魔力を込めるの。この時さっきの結界と同じように流れを意識して込めると高さだけ伸ばしたりもできるし、空中に出した本に魔力を込めて相手を押しつぶしたりもできるよー」

「な、なんというか…すごいですね…」


想像していた戦い方と大きくかけ離れていたため、呆然とするティア。

ペンシィも初めて本で戦う姿を見た時は同じことを思ったので掘り下げずに次に進めることにした。


「じゃ、じゃあ次は羽ペンね!本と同じで羽ペン出ろ〜って思うと出るはずだから出してみて〜。今から文字書くぞ〜って気持ちがあると出しやすいかも?」

「羽ペンですね…」


羽ペンを出そうと考えるも何も出せなかったティアは、魔力を抜いて小さくした本を開き、そこに書くつもりで羽ペンを思い浮かべた。

するとティアの右手に羽ペンが現れた。


「出ました!」


右手を上げて羽ペンをペンシィに見せる。


「うんうん。よくできました。じゃあ羽ペンの使い方だけど、簡単…だと思うよー。アタシと契約して出せるようになった本に書くんだよ。あ、インクの代わりに魔力で書くからインクは必要ないからね〜」

「なるほど。魔力で文字を書くのですね…」


羽ペンに魔力を流してグルグルと線を引くと、淡く輝くグルグルが書かれた。


「書けました。字が光っていて綺麗ですね」

「魔力の光だね〜。戦闘での使い方だけど、相手の弓とかの飛び道具や魔法を異空間に入れて、異空間に入れた物に羽ペンで書き加えて相手に返すんだよ」

「異空間に入れたものに…書き加えて…?」

「わかりづらいよね〜。じゃあやってみようか。ティアちゃんがお昼寝してる間に戦闘用の異空間を作ったんだ〜。その異空間にその辺に落ちてる石を入れてみて〜」

「戦闘用の異空間ですか?」


話をしながら石を物色するティア。

ティアなりのこだわりがあるのか、拾って眺めて捨てるを繰り返している。

そんなティアに対してペンシィ続きを話す。


「そうそう、戦闘用の異空間だよー。通常の倉庫に弓矢や相手が放ってきた魔法を入れたくないでしょ?あと、基本の倉庫に設定してるからどの倉庫かを意識しないで収納すると、戦闘用に入るから気をつけてね!ちなみに名前はそのまま『戦闘用』にしたからね〜」

「わかりました…」


返事をしながら石を物色するティア。

ついには石石同士を擦り合わせ始めた。


「あの…ティアちゃん?何してるの?」

「いい石がないのです…あの、ちょっと離れたところにいい石があるので取ってきてもいいですか?」

「いい石?お気に入りの石集めてるの?」

「はい。向こうにあります」


ティアが指差すのは精霊樹から少し離れたところを流れている小川付近の草原だった。


メモリアには普通の家庭もあるが、ティアは司書が生活するエリアから出ることが少なく、出たとしても祖母のクリスティーナと一緒だったため同年代の子供と遊ぶどころか、複数人で遊んだことがないので、1人で石拾いをしていたのである。

その結果が草原に集まっている。


「じゃあいい石拾いに行こっかー」

「行きましょう」


ティアとペンシィは小川まで歩く。

そんなティアの足取りは心なしか軽い。


「ここにあるの?」

「はい!ここです!」


そこは草原と小川の境界線だった。

よく見ると丸くツルツルとした石で縁取られている。


「は〜〜〜。全部ツルツルだ…ね……」

「どうしました?」


石を見ていたペンシィは何かに気付いた。


「ティアちゃん。この辺の石どれでもいいから戦闘用の異空間に入れてくれる?」

「わかりました」


しゃがんで石を拾い、開いた本の上に乗せると淡く光って消えた。

すぐさま戦闘用のページを表示する。

そこには【ティアの精霊石・火(微)】と表示された。


「あれ?なんですかこれ?」

「あーやっぱり…ティアちゃんがここで石集めてる時に精霊も一緒に遊んでたみたいだねー」

「はー。そうなのですか?」


ティアがついて来たひときわ小さい精霊達に話しかける。

精霊達が肯定するように上下に動く。


「なるほど…それで、精霊石とはなんですか?」

「えーっと…精霊石っていうのは精霊の力が宿った石で、元になった石が鉄鉱石だと『精霊鉄鉱石』になるんだー。精霊の祝福を受けた石だから、それを使って武器や防具を作れば祝福を受けた武器に近くなるから鍛治をする人なら欲しがる物だねー」

「なるほど…私の名前が付いてるのはなぜですか?」

「ティアちゃんの名前がついてるのは、精霊がティアちゃんを通して祝福したのか、一緒に遊んでるうちによくわからず祝福したのか…なんだけど…多分後者だね。微精霊だからよくわからないうちに祝福してたんじゃないかなー」


そう言うペンシィの周りに微精霊が群がって説明する。


「んー。あー。そうなんだ。ティアちゃんと遊んでた時に一緒に石に触れたりしてたんだって〜。そしたら石に力が入ったらしいよ。それからもよく一緒に遊んでたからたくさん祝福しちゃったっぽいね〜」

「そうなんですね…それで、ここにある石は全部精霊石になってるんですか?」

「縁取ってるのは全部精霊石になってるねー。後で倉庫に入れないとダメだねー。で、今度は普通の石を戦闘用の異空間に入れてくれるかな?【看破】で見ればわかると思うから」

「わかりました」


戦闘用の異空間に入れた精霊石を取り出し縁取りに加えた後、【看破】で縁を見るティア。

ほとんどの石が魔力を発していることがわかった。


しばらく探してお気に入りの石の中で精霊石になっていない石を探したティアは、その石を戦闘用の異空間に入れた。

ページには【ティアのお気に入りの丸石】と表示されていた。


「それじゃ続きね〜。入れた石と同じページに『光る』って書いたあと丸で囲んで丸石の前に線を引いてみて〜」

「はい。まずは『光る』を書く」


本に魔力で『光る』と書き込む。

【丸石】は黒字、『光る』は淡く輝いている。


「書いた文字を丸で囲んで線を【丸石】の前まで引っ張る…できました!」


まるで囲まれた文字が線に辿るように動き、【丸石】の前に収まると【ティアのお気に入りの光る丸石】に表示が変わった。


「じゃあその石を取り出してみて〜」

「はい」


ティアが取り出した石は眩しいくらいの光を放っている。


「眩しいですね…」

「だね〜。まぁ光らせるとこんなものだし、さらに『強く』とか『目がくらむくらい』とかをつけるともっと眩しくなるよ」

「なるほど…こうやって書き加えていくのですね?」

「そうなんだよ。書き加えた内容で消費する魔力が増えるから、慣れるまで時間がかかるかなー。後はイメージできないものは書けないって制限があるくらいかな〜」

「イメージですか…。あの、1つ質問があります。戦闘中に書くのは危なくないですか?」

「お。よく気付いたね〜。そのために書き溜めることができるんだけど、何に加えるかわからない文字を書くことになるから『燃える』とか『2倍の速度で進む』とかの汎用的な文字しか書けないのが難点なんだよねー」

「わかりました。ありがとうございます」

「いえいえ。飲み込みが早くて助かるよ。ほいじゃまとめるねー。今のティアちゃんは武器を使って戦えないので、魔法か本で攻撃して、本を盾にするか結界を張るかして守る。遠距離攻撃は本を開いて戦闘用の異空間に入れて防ぐ。戦闘用の異空間に入れた相手の攻撃は文字を書き加えて返すこともできる。こんな感じだけど大丈夫?」

「なんとか…これからたくさん練習しないとですね!」

「そうだね!じゃあ次に行く前に…この辺にある精霊石を全部倉庫に入れちゃいましょう!」

「はい!」


お気に入りの石を本に入れていくティアはすごく楽しそうだった。

しかし、あまりにも多いため途中から開いたページで地面を削るように取り込み始めた。

その結果、精霊石以外にお気に入りの石がたくさん倉庫に入ったので、ほくほく顏になった。


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