第3話
(。・ω・)ノども。
前回に引き続き、感想やブクマ、評価を付けて下さった方々誠にありがとうございます。
今回は柊くん視点です。
なのに柊くんあんまり喋りません。
それでは、後書きで会いましょう。(・ω・)ノシ
ここはどこだろう。
目の前に広がるのは、真っ白い空間の中にポツンとある和室と誰もが絶世の美女と言うであろう女性が煎餅を齧りながらお茶を啜っている光景だった。
「あら、いらっしゃい。どうぞ座って。今お茶を淹れるから」
そう言って女性は急須にお湯を注ぎ、湯呑みにお茶を淹れた。
「お煎餅もあるからゆっくりしてってね。最近暇でね、人の子と話すなんて何年ぶりかしら」
あの、ここはどこなんでしょうか?
何となくは予想が付きますが。
「あら、そうなの。面白くないわね、もっと慌ててくれてもいいのよ?普通はいきなりこんな所に来たらパニックになってもおかしくないのに」
こういう始まり方は小説ではよくありますからね。
そういう作品を何百と読んできた俺に死角はありません。
「ふーん。まあ、いいわ。それじゃあ説明をしましょうか。私の名前は天照大御神。午前中で仕事終わるから午後からゆっくりするぞ、と思ってたらいきなり禍津日神に仕事押し付けられた可哀想な最高神よ。気軽にあーちゃんとでも呼んでちょうだい」
それではよろしくお願いします、あーちゃん。
「順応性高いわね、あなた。えっとまずは、あなたは分かってるでしょうけど異世界に勇者として召喚されるわ。よくある、剣と魔法のファンタジー世界よ。そしてその召喚した国の名前がアガナ王国と言って、とんでもないクズが支配している国よ。だから召喚されたら直ぐに逃げるか、殺すかしなさい。いいわね?あと当然、特典が貰えるわ。あなた風に言うと、チートね。さあ、好きなもの言いなさい。できる限り叶えてあげるわ。私の世界の子を奪おうとするあの国は私が直々に滅ぼしたいけど制約があるから出来ないの、でもあなたが代わりやればいいことだもの。だから限界ギリギリまで力を与えるわ。異世界人如きが最高神の力を舐めるんじゃないわよ」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
何でもいいんですよね?
「フフフフフフ‥‥。え?あ、そうね。何でもいいわよ。でもさっきも言った通り限度があるからね、世界のバランスが崩れるかららしいけど。言うだけならタダだからとりあえず言っときなさい。あとは私が何とかするわ」
そうですね‥‥。
魔道書なんてどうでしょう?
自我のある魔道書で、俺の想像で魔法が作れるとか。
「いいわね、それ。生物じゃなければ制約もかなり緩くなるし、神界の素材で作れば《破壊不可》も付くし、一石二鳥ね。魔力を大気中のマナを常時取り込めば魔力が無くなることはないし、想像で魔法を作る‥‥そうね、《幻想魔法》とでも名付けましょうか。あと、姿は自由に変えられる様にしましょうか、本の姿だと不便だろうし。それは‥‥《無貌顕現》にしましょう。ナイアーラトテップを参考にしてみたわ。よし、これで完璧ね」
ありがとうございました、あーちゃん。
「なんてことないわ、久しぶりに楽しかったから。
あら、そろそろね。まだ話したいことが沢山あったのに、残念だわ」
お茶と煎餅美味しかったです。
ありがとうございました。
柊の身体が光に包まれる。
「いってらっしゃい」
いってきます。
そして柊は姿を消した。
(。・ω・)ノども。さっきぶりです。
天照大御神様喋りすぎぃ!
柊くん全く喋ってないじゃん!
何してんの、作者!←(お前のことだよ)
あーちゃんと言えば俺修羅ですよね。
姫香ちゃんマジ可愛いれす。
次回はようやく本編スタートです。
それでは!以下待て次回、続け!(・ω・)ノシ