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俺と私と三人目の僕  作者: 海産物Ver.2.5
第零章 始まりの夢
1/11

プロローグ

それはどこにでもあり、しかし誰も気づかないそんな場所だった。

そう誰も気づかないだけで……



誰も通らないような薄暗い路地にいた。

ただそれだけなのにこの世界から切り離されているように感じる。

僕はここにいるはずなのに。

「?」

突然服を引っ張られた。

振り向くとそこには小さな女の子が服をつかんでいる。

「……どうしたんだい?」

「……あのね、これ落としたよ」

女の子は服を引っ張っていないほうの手を僕に見せた。

「えっと……これは僕のじゃないよ」

手には紅く輝く石が握られている。

僕にはそれがとてもきれいに見えた。

「……これは……お兄さんの……だから、持っていて……」

「どういうこと?」

そこにはもう、女の子はいなかった。

そして、いつの間にかその石は僕の手に握られていた。

この石が僕の運命を変えるなんて、この時の僕は思ってもみなかった。

でもこの石のおかげで大切なものを見つけた。

だから……

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