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金で極道に売られた女。姐になります!  作者: satomi


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第40話 その後の赤川と反省点


 一時的に身体機能を停止するという技術をマスターしていたために、私はなんとか一命を取り留めた。と言っても、どうしても半身マヒの後遺症は残ってしまった。白虎の小僧め…。

 

 私はなんとか富士の樹海から赤川の自宅へと戻った。

 娘のリコでさえも私の存在を疎んだ。

 私は、自分の書斎に隠しておいた銀行の貸金庫のカギを持ち出して、自宅を出た。

 身汚い姿ではあるが、銀行でその日生活するだけのお金をおろした。

 まずは清潔な姿にする。

 次に、‘赤川’としての拠点となるような物件を探す。銀行の貸金庫からかなりの財産を手にしたので、不動産屋もいい物件を紹介してくれた。

 散り散りになった組員を集結させる。どいつも一様に私が生きていることが不思議なようだったが、「技術でなんとかした」と説明した。実際技術だし。そしてそいつら全員に『必ず白虎に制裁を!』というようなことを言い渡した。


 今まさに、RRカンパニーや赤川の自宅が家宅捜索されているとTVで放映されていた。組長の死亡とともに。

「私はここに生きているのにな。馬鹿な連中だよ、全く」





「らしいよ?」

 と、大輝は事も無げにそう言う。最近の大輝…。第2次性徴著しいなぁ。特に胸。誰に似たんだろう?私の胸はそんなに大きくないし、私の母もそんなでもなかった気が…。

「大雄さん?大雄さんの血筋の方の女性であんなに胸が大きな女性っていたのですか?」

「俺の記憶にはないんだよなぁ。困った。組員の目線が大輝の胸まっしぐらじゃねーかよ。天誅!」

 いや、それは大輝にも非(?)があるのだから問題ないでしょう?大輝も胸が大きいのコンプレックスみたいだし。


 そうじゃなくて!大輝の胸の話じゃなくて!

「やっぱり赤川のオッサン。コンクリート詰めにでもして海に捨てた方が良かったですね」

「俺は環境破壊を考えたんだよ。あんなオッサン、海が汚れちまう」

 確かにそうだけど、全身コンクリートで覆ってドラム缶に入れてしまえばどうってことないのでは?

「大輝のアレはなんだ?」

「ああ、なんかコンピュータをいろいろハッキングして情報収集したらしいです。今の子は凄いですねぇ」

「そうだなぁ。俺はアナログ人間だからな。しっかし赤川のオッサンはしぶといなぁ。リコにも疎まれてるんだろ?まぁそうだよな。一時は自分の子を虐げてたし、リコも虐げられたみたいだからな」

「銀行の貸金庫って結構簡単に引き出せるんですね」

「本人確認とか必要だけど?」

「死亡って報道されてたのに…」

「役所に死亡届が出されてなければOKじゃないか?スイス銀行には昔の偉人の財産が貯金されたままらしい」

「死ぬ直前に貯金おろす人いないですもんね。のん気にそんなことしてる暇ないですよね」


「さて、今度こそ見つけ次第赤川のオッサンにはあの世に行ってもらおう。白虎狙いなのか?分かりやすくていいじゃねーか?向こうから来るんじゃねーの?あのオッサン、派手にミスるからなぁ」

「帳簿とかですか?通常はもっとわかりにくくするものなんですけどねぇ。わかりやすかったですね」

「全社員とその家族を社員寮に住ませるとか?親切っていうより、不審だろ?」




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