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金で極道に売られた女。姐になります!  作者: satomi


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第25話 害虫駆除


 私は被りに被った姐さんモードで蘭さんと接した。

「やっぱり、私の目はダメなのかなぁ?」

「三代目の書がイイ感じに見えたんだろ?自信を持ってよ、先生!」


 物陰から声がする。

「あの人先生なのかよ?」

「あの人が先生なら俺はガッコーサボらなかったなぁ」

 …学校の先生じゃないんだよね。



「さて、害虫掃除をしようかね。まず出てきてもらおうか?赤川組の組員さん?」


「おい、バレてるぞ?どうする?」

「たかだか女(スケ)が二人。俺らの方が人数多いし。二人ともイイ感じだぜ?ぜってー楽しめる」


「悪いねー、二人とも既婚者。つまり、旦那持ち。あんたたちよりもずーっとイイ男が旦那だから、あんたたちなんか相手になんないよ」

「ユキさん、妊娠中だから運動はほどほどにね!ああもう、三代目!早く来てよぉ」

「呼んだか?」

「大雄さん!」「三代目!」


「先生ワリィ、こっちを片づけたらすぐに新橋の方に向かうから!」

 そう言って、害虫は駆除された。とりあえず3匹。

「他にもいるのか?」と大雄さんは害虫のうちの一匹に話しかける。

「いいえ、3人でやってきました。楽な仕事だから。と。」

 4人を人質にするために3人はオカシイ。

「嘘はイカン。先生、とっとと口を割らせたいんだが?自白剤とかあるか?」

「ああ!それが手っ取り早いですね」

 そう言うと蘭さんは素早く自分の居住区から自白剤を用意し、三人に注射をした。

「結構即効性の自白剤よ!さあ、三代目にとっとと吐きな」

 蘭さん…すっかり極道だよ。

「他にもいるんだろ?仲間」

「「「5人できました」」」

「そいつらはどこにいるんだよ?」

「「「一人は車で待機してます。もう一人は屋根裏に潜んでいると思います」」」

 屋根裏どうやって出てくるんだ?


 大雄さんは床の間に飾ってある槍でアタリをつけて思いっきり屋根裏を衝いた。「ウッ」という声が聞こえた。

「ふむ。これで5人だな。屋根裏の人間なんてどうやって回収しよう?そこで干からびられても嫌だし、生活されても嫌だ。4人をどうにかして縄にかけて屋敷から放り出す」

 普段は一切組員が立ち入ることのない空間だけど、屋根裏の男を回収するために組員が動員されることとなった。


 新橋の方はというと、屋敷の方が本命だったようで、終始和やかな空気で赤川からは白虎組の四代目を心配するような声が聞こえたという。

「おや、三代目は不在ですか?」

「ええまぁ、野暮用で……」

「ところで、白虎組の四代目はまだ小学生だとか?通学など危険だらけですね」

「そうですね。万全を期しているんで、特に支障はないと思いますよ」

「だといいですね。はははっ」



 大雄さんも新橋も定時に帰宅し、皆で夕食となった。

 その後、三代目の居住区で私は大雄さんに妊娠していることを告げた。

「えっ?マジかよ?で、性別は?」

「それを蘭さんに聞くかを相談しようと思ってたのよ!」

「え?母さん妊娠したの?俺に弟か妹できるのか?うーん、俺は女の子がいいな。この屋敷の中。女の子の比率が低いだろ?結構気にしてたんだよね」

「あ、それある。女の子かぁ。私の秘書ができるくらい有能な女の子がいいなぁ」

 女の子を希望する率が高いんですけど?

「性別、教えてもらうか。今度は一人だろ?」

「それも教えてもらってないよ。蘭さんって秘密主義なのかな?」



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