第126話 外伝㊶ 遊佐ちゃんの武器
遊佐ちゃんの武器は鞭に決まった。
大斗は喜んだそうだ。
「遊佐、頼みがある。これを着て鞭を振るってほしい。俺に当てないでくれ。痛いのは嫌だ」
大斗が遊佐ちゃんに着てほしかったのは、女王様コスプレの服。
「大斗さん…こんなのどこで買ったんですか?」
「ネットでちょっと……」
「大斗さんに当たっても知りません!練習なんて学ジャーでいいと思ってたのに……」
遊佐ちゃんは頬を膨らませて怒った。可愛い!
女王様的な服を着て鞭の練習をする遊佐ちゃんを見物する組員まで増えた。
「大斗さん!恥ずかしいじゃないですか!やっぱり学ジャーに着替えます‼」
遊佐ちゃんは元々運動神経と勘が良いようで、鞭の扱いもすぐにマスターしたようです。
何か自分に不都合な展開になって大斗が逃げようとしても、遊佐ちゃんは大斗を鞭で捕獲。その上で、尋問をするようです。コワッ。
「鞭も上手に扱えるようになったしさあ。やっぱり女王様コスプレの格好してほしいなぁ。って」
遊佐ちゃんの惚れた弱み何でしょうか?大斗の希望を叶えてあげたそうです。遊佐ちゃんも爆乳だから、コスプレ衣装の胸のところがビッチビチなのよね。
こうなったら遊佐ちゃんもノリノリで「女王様とお呼び!」と言いながら、鞭で地面を叩いて大斗を威嚇していました。
「鞭って隠し持つの難しいよね?どうしたらイイと思う?」
と、まず大斗に聞いたそうです。
「その爆乳の間に……。俺は鞭になりたい……」
真面目に聞いていた遊佐ちゃんの怒りを買って、大斗は鞭での攻撃を食らったそうです。最悪の場合、肉がめくれるとかいうから怖い~。
それから、私のところに遊佐ちゃんが来ました。
「スカートだったら、太ももに装備するみたいにできるけど、それってトイレ行く時どうなの?って感じよね。和服なら帯に差し込むとかかしら?遊佐ちゃんはすぐに鞭もできるようになったみたいだし、他の武器も試してみたら?大雄さんなんかは日本刀使うわよ?」
「組長!って感じですね!」
「ふふふっ、今は会長よ。日本刀を使ったのは結構前の話。遊佐ちゃん生まれてるかなぁ?くらいの頃よ?」
遊佐ちゃんはその後、こん棒・警棒・トンファー・鉄扇・槍・なぎなた等多くの武器をマスターしました。
「俺としては中国っぽい武器を使う時にはチャイナドレスで使ってほしいな」
「いつ必要になるかわからない技術を身に付けてるのよ?武器に合わせて衣装チェンジする余裕なんてないわよ!」
と、大斗を一蹴しました。
護身術も非常に早くにマスターし、香ちゃんに教えたりとそんな余裕もあったりしました。香ちゃんは育児で大変なのよね。
「大地さん!あんまり香さんを困らせたら、またこちょこちょの刑ですよ?」
と、育児を遊佐ちゃんも手伝っていて二人の関係はイイ感じです。
忘れがちだけど当初、遊佐ちゃんは大地君の子守りって名目でここに来たんだもんね。




