第122話 外伝㊲ 白虎組の女子会
「ズバリ!『今日の議題は姐・若頭夫人としての武器について』よ」
ユキが三代目の姐として高らかに宣言した。
参加者は、三代目の姐・ユキ、若頭婦人の蘭、四代目の姐・茜、若頭婦人の大輝、五代目の姐・香、若頭婦人の遊佐の六人。
「私の武器は鉄扇よ?あんまり実践では使わないんだけどね。だって、今までで活躍したの1回だけなんだもの。蘭さんと茜ちゃんの武器は医療でしょ?大輝の武器はIT技術かしら?問題は香ちゃんと遊佐ちゃんの武器なのよ~。あ、基本は護身術よ?そっちが重要だからね?」
香は考える。
鉄扇は叩くと痛そうだけど、常に持ち歩けて便利そうだなぁ。うーん、鞭とかヌンチャクとかも考えたけど、どっちも練習が必要そう。練習中にヌンチャクは自分に当たって痛そう。あと、持ち運ぶのに不便そう。鞭は…女王様チックでなんかなー。やっぱ私も鉄扇かな?
「私は鉄扇にします。私も後々は着物生活ですよね?鉄扇が合う気がします!」
「それじゃあ、私は鞭にしようかな?練習しなきゃなんなそうだけど。大斗さんが私に鞭を持たせたそうだし」
「「大斗ぉぉおぉ!!」」
私と大輝は憤った。
「大輝!大斗をそんな子に育てたの?」
「そんなつもりは全くない。朔斗さんの影響かなぁ?」
「えっ、私が鞭持つの不味いですか?」
「遊佐ちゃんは悪くないのよ?」
「そうそう、悪いのは大斗よ?」
爆乳が好きなのは育った環境だから仕方ない。にしても、SM好きは違うな。朔斗君の影響なの?朔斗君がコスプレ好きなのは知ってるけど、SM~?
「あ、それとわたしと遊佐ちゃんはユキ姐さんを見習って帳簿が読めるように訓練中です!」
「私は特殊訓練したわけじゃなくて、商業系の高校に通ってただけの事なんだけどね」
「「それでも素敵です‼」」
褒められてしまった。照れてしまう。
「鉄扇も鞭も実際に使う事があるかどうかわからないけど、鉄扇はほら」
鉄扇で遊佐ちゃんの顎を持ち上げた。
「こういう使い方もできるのよ。なんかこれだけで服従します!って感じになるでしょ?」
「なりました!」
元気に遊佐ちゃんが答える。いや、そういうもんじゃないのよ?
「鞭は使ったことないけど、こういう使い方はできないわよね?地面に叩きつけて脅すとかかな?」
あとは鞭で縛る?よくわからない??それこそ大斗の方がよく知ってそう。
「とりあえず、いざという時に使えるように練習しなきゃなんないわね。鉄扇、地味に開くと鉄扇の先が刃になってるのよ?恐ろしいわね。大抵閉じてるけど!とにかく護身術をマスターしてね。特に最近きな臭いみたいだし」
「「はい」」
「あと、香ちゃん。大地を一応守るような感じで。大地は六代目(予定)だから」
「そうですね。そのように育てたいと思います!」
「それじゃあ、この女子会は今回は終了!」
私と大輝がこの後に大斗に詰め寄ったのは仕方がないと思う。




