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番外編38 推しが増える幸せ


——サラ視点


 


ふふふふふ……


……ふふふ……


……ふ―――


ふぉおおおおおおお!!!(※声には出しておりません!出してないですからね!?)


 


――というわけで!


皆さま、ごきげんよう!王宮専属侍女にして、“推しが尊い日常”観測班リーダー、サラでございます!


 


本日は……私の胸の内に、そっと……でも強めに!

大事に!抱えている“ある噂”についてお話しいたしましょう。


 


ええ、そうなんです。


なんと――


 


エステル様が、ご懐妊の兆しがあるらしいのです!



(※もちろん、これはまだ確定情報ではなくて、あくまで医師団からの「可能性あり」の段階。ですから、ここだけの話ですよ?)


 



でも!!


私は確信しているんです!



最近のエステル様は、朝の紅茶を口に運ぶ仕草もどこかふわりと柔らかくて、微笑みも少しだけ穏やかさが増していて……


そして、そして――


 


シリウス殿下の甘やかしレベルが!!


もはや王族の威厳とか礼節とかを遥か彼方に置き去りにした、「嫁命」スタイルになっているのです!!


 


「寒くないですか?」

「疲れていませんか?」

「足元に段差があります、お気をつけて」


……と、

もう、手取り足取りとはこのことですか!?

というほどの甘々対応。


 


私なんて、少しエステル様の袖を引っ張っただけで……


「……サラさん、手を添えるなら、もう少し優しくお願いいたしますね?」


って、真顔で!でも優しく! 注意されましたからね!!


 


(……エステル様の、袖、ですよ!? まさか袖にまで殿下の過保護センサーが作動するとは……)


 


……さて、ここからが本題です。


 


私、考えたんです。


この尊い夫婦の間に子どもが生まれるとしたら、いったいどんな子になるのかって――


 


まず、間違いなく、美しい。


これはもう、太陽が東から昇るのと同じくらい確実です。


だって見てくださいよ、殿下の優美な金髪と紫の瞳、エステル様の気高く柔らかな雰囲気と、深いエメラルドの瞳……


 


それが混ざって、融合して、何か奇跡が起きたら、まさに“歩く芸術作品”です!!


 


そして、育つ環境がまた良すぎますよね!


愛に包まれて、教養と礼儀を身につけて、何より“優しさ”を学べる家。


間違いなく、心まで美しい子になります!!


 


そこで、勝手ながら未来の3人のお子さまを想像してみました!(※控えめに)


 



【長女】

静かながら芯の強い少女。父上譲りの礼儀正しさと、母上譲りの理知的な瞳。

そしてなにより、“お父様だいすき!”な一面があって……殿下がとろける未来が目に浮かびます!


 


【長男】

好奇心旺盛で、ちょっとだけやんちゃな男の子。だけど、礼儀もちゃんとできて、時々こっそりお姉ちゃんの手を引いて迷子になったりしちゃうような……!


殿下に叱られると、ちょっとしょんぼりするけど、「お母様が怒ってないなら平気」とか言って笑う……ううっ、尊い……!


 


【末っ子・次男】

見た目はおっとり。でも実は一番観察力が鋭くて、兄姉を冷静に見てるタイプ。

「お父様、今日はお母様が機嫌いい日です」「お姉ちゃんがまた本棚の前で寝落ちしてます」など、情報提供型の優秀スパイになりそうです!!


殿下の隣で静かに紅茶を飲みながら、

「お母様にバレたら怒られますね」

って言うんですよ絶対……!!


 





――はい。


というわけで、未来の推し候補が3人も増えるという、最高の未来しか見えておりません!!!


もう私、布団をかぶって絶叫しながら喜びをかみしめました!!


 


でも、どんなお子様が生まれても。


私は全力で!誠心誠意!


エステル様とシリウス様、そしてその未来の家族をお支えいたします!!


 


……えっ?


「でもサラ、将来は“子どもたちの推し語り暴走”が始まりそうだよね?」ですって?


 


――ふふふ。


 


もう始まってますよ?(微笑)


 


これにて一旦連載終了です。

ありがとうございました。

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