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第五十四話 夏の休日④

相変わらずの、中1日ギチギチ日程の中でも課題を進める私たち。今日は芸術作品に関してのレポートを書けという課題を出されたので、国立西洋美術館に来ている。


「おー、おっきー」


と、莉絵が建物を見上げながら言う。これが授業でやった"ル・コルビュジエ"の建物かー。と私が思っていると、莉絵がチケットを取ってきてくれた。どうやら、"クロード・モネ"展なるものをやっているらしい。見ものである。


「おぉ…これが…ウワサにはなってなかったやつ」


と莉絵が小ボケをかましてくるが、私は華麗にスルー。元々、多少美術品には興味が合ったため、莉絵と違って真面目に見にきてるのである。莉絵は少し怒ったような表情を浮かべたが、私の真剣な顔を見て諦めたのが、ボケることは今日はなかった。


「にしても、銅像が多いね。なんでだろ」


「それは多分、この美術館が"松方コレクション"が元になってるからだと思うよ」


「なに?松方コレクションって」


「松方コレクションってのは、今の川崎重工、当時は川崎造船所ね。そこの初代社長で、松方幸次郎って言う人が集めてたコレクションのこと。自分で美術館作りたかったらしいけど、世界情勢的にできなかったらしいよ」


「へー。よく知ってるねーそんなこと」


「そりゃぁ、下調べしてきたもん」


「えらっ」


そんな会話をしながら、私たちは見回るのを終えて、帰路に着くのだった。いいレポートがかけそうである

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