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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
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百合短編

私と彼女の、些細(ささい)な秘密

作者: 転生新語
掲載日:2024/01/16

 デートに遅(おく)れそうな私は、体(からだ)を霧(きり)に変(か)えて高速(こうそく)移動(いどう)をした。常人(じょうじん)には捉(とら)えられず、霧(きり)から元(もと)に戻(もど)る際(さい)は時間を止(と)めるから、誰(だれ)にも目撃(もくげき)されない。


 待(ま)ち合(あ)わせ場所へ急(いそ)ぐと、愛(いと)しの彼女が横断歩道を渡(わた)る姿(すがた)が見(み)えた。ああ、彼女も来(き)たばかりなのだと安堵(あんど)してたら、横(よこ)からトラックが信号(しんごう)無視(むし)で疾走(しっそう)してくる!


 私は世界の時間を止(と)めた。全(すべ)てが静止(せいし)した中(なか)、私はトラックの前(まえ)で実体化(じったいか)して、拳(こぶし)で前面(ぜんめん)を殴(なぐ)り運動(うんどう)エネルギーを奪(うば)う。それから私は、世界に時(とき)を戻(もど)した。再(ふたた)び周囲(しゅうい)が動(うご)き出(だ)す。


「ほら、車(くるま)が来(く)ると危(あぶ)ないよ。エスコートしてあげる」


「……あれー、近(ちか)くにいたの? 気(き)づかなかったー」


 彼女の手(て)を引(ひ)いて、横断歩道から出(で)る。トラックは慣性(かんせい)も無(な)くなって停止(ていし)状態(じょうたい)だ。驚(おどろ)いてる運転手(うんてんしゅ)を尻目(しりめ)に私たちは歩(ある)いた。




 吸血鬼(ヴァンパイア)で変身(へんしん)、時間(じかん)停止(ていし)、運(エ)動力(ナジー)吸収(ドレイン)能力(のうりょく)を持(も)っているのが私の秘密(ひみつ)。そして彼女から「実(じつ)は私のお母(かあ)さん、吸血鬼(ヴァンパイア)狩人(ハンター)なの」と言(い)われて、騒動(そうどう)が起(お)こるのは少(すこ)し先(さき)の話(はなし)だ。

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