新しい朝
「ついに来たわね!」
ついに私が戦う相手が来る日絶対に先に追い出して
ロズワード家を追い出されないように頑張らなきゃ
ロズワード家全員玄関前で集まって
その子が来るのを待つ
家族全員集まるの1週間前のお父様の話以来ね
あの日からお父様とお母様元々仲の良くないのに
もっと仲が悪くなってしまったようね、、
多分みんなも気づいているわね。
集まってもお話しされないし、さみしいわ、、
ガチャンッ!
きた!男の子が1人こっちに歩いてくる!!
あっ目があった!
その瞬間激しい頭痛に襲われる。
それは男の子も同じで一緒に倒れていくのが見える。
オリバー、フィオナ、使用人が慌てて動きだす。
「オルビア!!」
「大丈夫か!?早く医者を手配しろ」
「今すぐベッドにお運びして!」
(頭が痛い痛すぎる。体が動かない、お母様が何か言ってる、、私このまま死んじゃうのかな)
私の意識はそこで途切れた。
…………………………………………………………………
「んー、、どうしたのかしら体が重すぎるわ」
(頭いた!このベッドふかふかすぎてまだまだ寝れそうね)
「お嬢様!!お目覚めになられましたか!」
「あっはい。おはようございます。」
(ん?お嬢様?この人はだれかしら?)
「よかったです!旦那様達をお呼びしてきますね!」
(えっまって、、これほんとどうゆうことなの?
部屋キラキラしすぎじゃない?ここどこ?)
ガシャンッ!!!
「オルビア!!!」
「オルビア!」
(オルビア、、、オルビア、、オルビア、、、)
「私オルビアじゃない!!!!!!」
「オルビア?どうしたの?!貴方はオルビアよ?」
「大丈夫か?オルビア?今どこか気になるところとかあるか?」
(そうだわ!私オルビアじゃない忘れてたのかしら!?
言葉も違うし!色々混乱してきたわ、、
とりあえずお父様とお母様に申し訳ないけど
早めに席を外してもらおうかしら。)
「心配かけてごめんなさい。大丈夫ですわお父様、
お母様今起きたばかりで、混乱していたのかもしれません。」
「!?オルビアほんとに大丈夫なの?」
「どうしたんだオルビア急に大人びた話し方して」
「えっ?そうですか?ほんとに起きたばっかりで〜アハハ」
(あれ?そんなに違うかしら?
混乱してわからなくなってきちゃったわ、、)
「そうだな、仕方ないさ5日も寝ていたんだから、、」
(私5日も寝てたの!?)
「そうね、、オルビア目が覚めてくれてよかったわ
それにしても、不思議ね2人とも同時に倒れて、
同じ日に目が覚めるなんて、、、」
「確かにそうだな、、
私たちには何も変化はなかったがな、、」
(そうだ!オルビアの決戦の日だったじゃん!
あの子一緒に倒れてたわ)
「あの!あの子はその、、大丈夫だったの?」
「大丈夫だったよ。オルビアと同じように
頭を抱えながら倒れて、驚いたんだ。今朝目を覚ました。」
(そうだったのね、その子も前世の記憶戻ったとか?)
「そうだったんですのね、その子も目が覚めて良かったわ。
あの、お父様、お母様ごめんなさい少し疲れてきちゃって
横になってもいい?」
「すまない。無理させたな、まだ目が覚めたばかりだ、
ゆっくり休め。」
「オルビア。ゆっくり休むのよ!
早く元気な姿を見せてちょうだい。」
オリバー、フィオナはオルビアの部屋を出て行き、
オルビアは一人で考え始めた。
私は今はオルビア・ロズワードで、
5歳で義弟が来るって言ってその子と目があった瞬間
死ぬほど頭が痛くなった。
ん?オルビア・ロズワード、、、
オルビアは自分の部屋に一冊だけある歴史書に手を伸ばした。オリバーが少しでもこの国に興味を持ってもらえればと
置いていたのだ。
この国ジェフェリー王国、星は地球ということ、
王様の名前がアレックス・フォン・アーベント、、
オルビアは確信した。
私がめちゃくちゃ愛してた乙女ゲー
Your prince(通称ユアプリ)じゃない!すごいわ!
そんなことあるのねどうゆうご褒美かしら?嬉しすぎるわ!
あっ聖地巡礼できちゃうじゃん!!
いや、まって、、私今回オルビアじゃんない、、
悪役令嬢じゃんない、、あれ?
第二皇子の婚約者も私じゃない...
皇子ルートどうゆう終わり方だったかな?
んーーー、、んーー、、あっヒロインいじめ倒して
悪に手を染めて、処刑されてたわ〜
嫌だなーゲーム大好きだけど、
ゲームの中で死なのは嫌だわ!
バッドエンドの方でも国外追放だったような
そっちの方がましですわね、、
とりあえず処刑だけは阻止せねばいけませんわ!!!
「処刑は嫌!」