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ナーム村調査1

「では、私は商談をしてきます。二日とほどは滞在するとは思いますので、もしアギアの町に戻る場合はお声掛けください」

「ああ、ここまでありがとう」

 屈強と言うほどではないが、引き締まった腕と手でマゼンダと握手と軽い抱擁を交わし、手を振って別れを告げる。

「ご武運を」

 マゼンダも短い言葉と共に会釈をして雑貨屋の方に馬車を進めていった。

「じゃ、俺達は村長に話を聞きにいくか」

 振り向いてレイに話かけると、彼女は小さく頷いて腰辺りに手を当てて深呼吸を繰り返しているようだった。ローブでよくは見えないが恐らく短剣ほどの獲物を確認したのだろう。

 俺もそれに習い、少しだけ身なりを確認する。回復用の薬や投石用の道具を入れた腰ポーチ、反対の腰に小ぶりの剣、後ろ腰に差したナイフほどの短剣、背中に背負った小さな盾、首まで全身を纏った鎖帷子と革鎧、部分的な鋼鎧や篭手の締まりを微調整する。

「よし」

 確認を終え、見知った村長の家を尋ねる。残念ながら依頼の際に聞いた報告以上のことは村長どころか他の人も知らなかった。なので、モンスターによっては金額の上乗せや冒険者の出直しも考えられる旨を伝え、俺とレイは足跡があったらしい場所に向かうことにした。

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