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馬車に揺られて2

 冒険者にはその腕前を表すための階級が存在する。上からS、A、B、C、D、E、F、Gとなっており、レイは駆け出しのG。

 斯く言う俺もEランクなので、まだまだ若輩。Fランクに上がる条件は討伐依頼を複数こなし、ギルド側が承認すればいいだけなので、腕に自身がある者はすぐに上がる。Eランクは一定量の依頼をこなしてギルド側が承認すればなのでFランクの時とあまり変わらない。Dランクからは困難な依頼やギルドの面接に合格する必要があるらしい。その更に上のAやSランクになれば偉業の達成、伝説的な武具の発見などが必要らしい。

 まだ未開の地の多いこの大陸では開拓に注力する冒険者ギルドも多く、最近ではそういった意味でも武勲を上げる冒険者のパーティーも少なくないので、噂話を聞くだけでも一日では足りないほどだ。

 俺の師匠も常々言っていたことだが、この世界は未知に溢れている。

 自分にそれだけの実力がないのは解っているが、それでもいつかはーーーー

「ゼノさん、レイさん、村が見えてきましたよ」

「ん? ああ、ありがとうマゼンダさん」

 行商人の青年、マゼンダから声をかけられ、空を仰いでいた顔を村の方に向ける。

 採取や運搬、魔物の調査で何度か来たことがある村。それなりに地理は頭に入っているので、討伐前に周辺を十分に調べられるだろう。

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