表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
It's last first.  作者: 池端 竜之介
1/29

最初で最後でありますように セルリアンブルーの空への願い

過去の作品の「Cerulean Blue sky」のスピンオフの小説です。前回は、零戦を描きましたが、今回は紫電・紫電改などの局地戦闘機の話と特別攻撃隊、それから原爆の話です。

長い連載になると思いますが、よろしくお付き合いください。

新谷少尉のお話になります。

興味のある方は、「Cerulean Blue sky」を読んでみてください。

 蝉は泣き続けていた。

 鳴いていたのではなく、泣き続けていたと表現したかった。

 飛べないペンギンの羽ばたきよりも、むなしい努力なのだろうか。

 それとも、飛ぶことよりも母なる海へと帰ることを選んだのだだろうか。


 新谷は、目の前に立ち上る、不気味なキノコ雲を呆然と眺めながら、自分中ですべてが壊れていく気がしていた。

空は、とても青く、そして風に吹かれてキノコ雲が崩れ始めていた。


 新谷の戦争も終わった。


 そして、それが最後だった。


 そう、最後でなければならない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ